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ブラジルEIC(情報技術と市民権のための学校)訪問ツアー
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ブラジルを中心とする南米の国々で、スラム地区などに暮らす人々へのコンピュータ教育 を進めるNGO、CDI(情報民主化委員会)。情報技術の有無による社会的格差をなくすことをめざしてCDIが運営する学校「EIC(情報技術と市民権のための学校)」を、水先案内人 でCDIの支援運動にも取組むジャーナリストの下郷さとみさんとともに訪れた。
今回訪問したスクールは、CDIが、財団や銀行、企業などの協力を得て設立したもの。
EICの目的は、単純な「技術教育」だけではない。スクールに通うことは、コミュニティーの人々の好奇心や勉学心の刺激にもなる。さらに、職を得て自立するきっかけを与え、現在大きな問題となっている、青少年の麻薬犯罪などを少しでも解決することが、EICの最大の目的だ。
EICの授業は、毎回1つのテーマを設定し、それについてディスカッションするところから始まる。例えば、その日私たちが訪れたスクールのテーマは『人種差別』だった。
互いの意見を交換し、知識を深めながら、生活レベルの向上や犯罪防止を目指すスラムコミュニティの人々。
差別による貧困、公共施設の不足、麻薬犯罪など、スラム地区に存在する問題と向かい合い、前向きな姿勢で取り組む姿をみる事が出来た。
2年前、ピースボートUPA国際協力プロジェクトは、ブラジル寄港時に、日本企業などから寄付されたパソコンをCDIへ届けた。写真は、現在も現役で活躍中のそのパソコンたち。今クルーズでは、これから向かうチリのCDIへ、パソコンを届けることになっている。
(赤松 弘子)
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