国名
ブルネイ・ダルエスサラーム国 (Brunei Darussalam)

ことば
マレー語、英語
・歴史
 13世紀から16世紀にかけて、現在のフィリピンなどまで勢力を広げていた「ブルネイ王国」がその起源。16世紀からはスペインとの対立によってその力を弱め、19世紀の終わりにイギリス保護領に。
 第二次世界大戦中は日本軍の支配を受け、戦後ふたたびイギリスの保護領に。1960年代から独立の機運が高まり、シンガポールなどとともに「マレーシア連邦」を結成するという案も浮上したが、国内の意見がまとまらず、結局1984年に単独での独立を果たした。
 豊かな石油、天然ガス資源をもつことでも知られ、所得税なし、医療・教育無料などの高福祉政策をとる。国王は世界でも有数の富豪といわれる。

欲張り市内観光とリバークルーズ
石油と天然ガスで潤う「お金持ち国家」ブルネイ。その首都であるバンダルスリブガワンの街を訪れた。モスクや宮殿、博物館をめぐり、水上集落では家の中を見せてもらったり、「欲張り」な1日になった。

サラワク先住民族の村でホームステイ
寄港したブルネイから陸路国境を越え、マレーシア・サラワク州へ。先住民族イバン人が暮らすロングハウスにホームステイした。伝統的な儀式で歓迎を受け、人々のふだんの生活を体験。
いっぽう、人々が先祖から受け継いだ豊かな熱帯雨林が企業によって奪われ、パームヤシ油をとるためのプランテーションに姿を変えているという現実にも出会った。そこでとれたパーム油は、私たちの周りでもさまざまに姿を変えて使われているという。

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