7月5日
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ポンペイ遺跡とソレントの町
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二千年前に火山の噴火によって灰と溶岩に埋まった街、ポンペイ遺跡を訪れるコース。石造りの建物跡が並び、随所に当時の人々の生活が垣間見られた。他にも、手作りチーズやワインも堪能でき、大満足のコースだった。
西暦79年にベスピオ火山の噴火によって埋まった街がこのポンペイ遺跡。16世紀に発見され、今は全体の75%まで発掘されている。遺跡は、当時のローマ人の生活が感じられるままに残されている。これは街から港まで続いていた道の跡。所々に大理石が埋め込まれている。
カフェの跡。道沿いにはこのようなお店の跡が並んでいる。当時の人々は、1階で商売を営み、2階で生活していたそうだ。
二千年前にしてすでに、鉛でできた水道管が引かれていた。これは、そこから水を引いた水くみ場。街は想像以上に発展していたようだ。かまどの跡や売春宿の跡も見学した。
噴火によって街と一緒に人も埋まった。中にはしゃがんだままの人や子供を抱きかかえた母親もあって、「広島の原爆を思い出す」という声も聞かれた。
港町ソレント。地中海の都市の中でも、ポンペイ遺跡やカプリ島に近いうえ、交通の便が良くリゾート地として人気があるそうでだ。
貝を加工して作るカメオ。ブローチやペンダントトップ、ライトの傘にも利用されている。そのカメオ工房を見学した。素晴らしく細かいその作業、職人さんの腕によって値段も変わってくるそうで、奥さんのお土産にと何個も購入する人も…。
ワインやモッツァレラチーズ、イタリア名物のレモンリキュールなどを手作りしている農場にお邪魔した。レモンやオリーブ、ブドウの木が茂る中で手作りチーズの実演を見せてもらった。
(岡田悠)
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