売春などの性産業に従事せざるを得ない女性たちを支援するNGO『Flor
de Piedra(=石の花)』。「石のような固く辛い現実の上にも美しい花が咲くように」という願いが込められた名称だ。
メンバーのひとりは「ここに来るまでは、子供や家族を支えるためにだけ働いてきた。人権や自分の体を守ろうという意識は全く無く、自分自身を卑下し閉じこもっていた。この団体のおかげで自分たちは人格を持った人間であることを知り、人間として与えられた体を大切にしなければならないということを学んだ」と語っていた。
HIVキャリアの子供たちの為の施設『Jardin de Amor(=愛の庭)』。現在、乳児から9歳まで、33人の子どもたちが生活している。政府からの助成金と海外NGOからの支援を受け運営しているが、不足しているものが多く、特に哺乳ビンを消毒する機械が必要だという。子供たちは年齢の割には体が小さく、また感情表現が少し乏しいように感じられる。子供たちへ十分な栄養と医療が与えられ、まわりからの支援と愛情が注がれるように願わずにはいられなかった。