6月17日  ▼旧ユーゴ問題入門編〜千田善式旧ユーゴの解り方
/千田善(ジャーナリスト)
地球大学「旧ユーゴ編」の第1回目。講師をつとめるのは、旧ユーゴスラビア問題に最も詳しいジャーナリストのひとりである千田善さん。かつて旧ユーゴスラビアの首都ベオグラードで、6年3ヶ月間記者をつとめ、現在も日本と現地を往復しながら取材を続けている。今回の講座では、旧ユーゴ紛争の地理的、歴史的背景、そして「なぜ今、わたしたちは旧ユーゴ問題について考えなければならないのか?」ということについて、語っていただいた。
「2度の世界戦争と、たくさんの紛争が起こった20世紀は『戦争の世紀』でした。しかし、21世紀を迎えた今も、日本でも『新しい歴史教科書』を巡って論争が続いていたり、世界各地で紛争が続いていたりと、『悲劇の教訓』を生かしきれていないという現状があります。20世紀の社会の仕組み、そしてそれがどう始まり、どう終わったのかを学ぶことによって、私たちは平和な21世紀をどのようにつくってゆけばよいのかについて考えることができるのです。
冷戦が終わった後の『新しい戦争』である旧ユーゴ紛争を理解することは、平和を理解することに繋がるのです。だから私たちは、日本から遠く離れた旧ユーゴの問題について学ぶ必要があるのです。」
(高橋留美)
−船内タイムテーブル−
6月17日
−おまけ−
今日の海と空(6/17)
翌日のインデックスへ昨日のインデックスへ33回クルーズレポートインデックスへ