6月16日 ▼サダコの部屋3 NPOの作り方▼
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毎回参加者の中から、様々な体験を話していただく「サダコの部屋」、今回は田中啓三さん。元商社マンで17年間にわたる海外駐在経験を持つ。退職後は駐在経験を生かして、「国際人をめざす会」というNPOで活動。今回は海外での体験談や、災害救援ボランティアでの話を中心に話していただいた。 |
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「こういうカードを見たことがありますか?これは、トリアージカードと言います。災害にあった人の重症度を選別するカードです。災害が起こったときに緊急医療隊が来ます。そのとき、彼らは患者の症状によって、このカードにいろいろ書き込み、この色のところでこのカードを折っておくわけです。重傷の人には赤で、黄色が中程度ですね。軽い骨折など軽傷の方は緑にします。一番上の黒は亡くなったという意味です。
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これを見て、後からお医者さんが対処します。赤と黄色が医師が処置する対象になります。緑などは、私たちボランティアなど、周りの少し知識のある人が処置します。黒のカードの人はそのまま放置されます。災害時にはまだ助けられる人をまず助けるということが大事だからです。」
(森一成)
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