3月15日  ▼LANGUAGE GAME DAY
「ネコ」「イヌ」「カエル」「ブタ」「フクロウ」「ヤギ」の6チームに分かれ、ついでに(?)鳴き声もマスターしたらゲーム開始!
『英語』に親しむことを目的に、語学講師6名よりそれぞれ出されたのは「伝言ゲーム」、「借り物競走」、「クロスワード」と馴染みあるゲームの数々。その出題、回答全てが英語もしくはスペイン語、というのが『LANGUAGE GAME DAY』たるゆえん。
「伝言ゲーム」では、『ハワイ出身の語学講師カレンと、元・関取小錦は同じ小学校の出身』の様に、「噂話」(中には実話も)をテーマにしたメッセージを伝えてゆく。耳をすましては神妙な顔、続いて『わかった!』とばかりにニッコリ笑顔。なんだかとっても微笑ましいその姿。
3時間にも及ぶゲームの結果、『語学講師と一緒に飲むこと』を条件に優勝チームに送られたのは「シャンパン3本」。自分たちが楽しむことも忘れない、そんな彼らは船内の人気モノなのです。
金なら返せん!!〜ジュビリー2000の試み〜/福島康真(南アNGO・AIDCスタッフ)
「いったい何の話が始まるの?」という興味を抱いた参加者たち。これは、80年代から反アパルトヘイト運動を日本で支援してきた福島康真さんによる講座。「利益よりも民衆を、債務よりも生活を」といったフレーズがプリントされた、ジュビリー2000のT-シャツ姿で現れた福島さんは、おカネの視点から検証するアパルトヘイト問題を語ってくださった。「アパルトヘイトを強化するために融資されてきたおカネを返済するために、今の政権が教育費などを削っているのはおかしい。この問題が解決しない限り、真のアパルトヘイトの終焉はない」とも。
「1970年から1996年の間に南アが抱える債務は30倍にも膨れあがりました。民主的な政府になってから、『アパルトヘイトを無くそう』としている間に債務が増えているんですね。1994年(ANC政権誕生の年)当時の対外債務約90億ランド。それまでアパルトヘイト政策をとっていた南ア政府は、企業の撤退、融資の締結など国連の決議した経済制裁を受けていました。つまりは、この債務はこれらの制裁にも関わらず融資された不正なものなのです。
では誰が融資したのか?国連の一機関である、世界銀行やIMF、民営の銀行だったりするのです。そうして経済制裁破りまでして行われた融資は、アパルトヘイトの強化、維持するために利用されたと言えます。
しかし、1985年に南ア政府が、対外債務の一方的凍結宣言『モラトリアム要求』をすると、融資を続けていた側からアパルトヘイトの改革を求める声があがりました。そして1989年、アメリカ、イギリスとの間で、アパルトヘイト法の廃止が含まれた『債務支払い延期の7条件(リスケジュール)』が定められたのです。つまり、自らの利益を守るため白人政権はアパルトヘイト法を放棄したということです。
ここで改めてわかるのは、現在の新生南ア政府が返済を迫られているのは、自分たちを弾圧するために利用された債務だという点ですね。そこで、私たち『ジュビリー2000』が行う活動とは、『「不正な債務」国際法』と言われる正当な方法を用いて、南アが抱える不正な債務を減らしてゆくことなのです。」
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