3月2日 ▼非暴力の思想と紛争解決/ジョアンナ・トーマス(紛争解決トレーナー)
ジョアンナ・トーマスさんが所属する南アフリカのNGO「CCR(Center for Conflict Resolution・紛争解決センター)」では、対立解決のための建設的で創造的、さらに協力的な取り組みを促進して、南アフリカやその他のアフリカ諸国における平和の実現に貢献することを目的としている。そのために現在、学校や警察のほか刑務所なども対象にした非暴力トレーニングを行っているという。今回は人種間の衝突だけでなく、身近な争いごとも含めた「紛争とは何か」を、ワークショップ形式のゲームを交えながら語っていただいた。
まずは、参加者に簡単な質問(「2月生まれの人」、「宝くじに当たりたいと思っている人」など)がされ、当てはまる人は起立するというゲームが始まった。簡単な質問で参加者の緊張がほぐれた頃、「では今まで1度もケンカをしたことがない人」という質問が。会場で起立する人はゼロ。
「このように、争いというのは『人はみな死ぬ』ということと同じくらい当たり前に起こることなのです。マッチで火を付けるという行為は同じでも、その後タバコに火を付けるか、この船に火を付けるかでは結果は大きく違います。『火を付ける』『ぶつかり合う』という行為自体は良いことでも悪いことでもありません。そこから何を生み出すかが重要なのです。みなさんは『危機』という言葉から何を連想しますか?私たちは『危機』は『危険』でもありますが『機会(チャンス)』でもあると考えています。紛争も同じように前向きにも後ろ向きにも考えることができるのです。」
(菅井)
Pub Quiz
「お酒片手に」というのが本来の楽しみ方らしいですが、今夜開かれたのはノン・アルコールで楽しむ『Pub Quiz(パブ・クイズ)』。司会を務めたのは、ピースボートスタッフのダニエルと通訳ボランティアの森千代さんのお二人。
5つのセクション、合わせて50問のクイズがまずはダニエルの英語で、続けて森さんの日本語で次々と出題されていった。その内容は一般常識から音楽、世界地理までと幅広く、4〜6人で構成された9チームが優勝商品「シャンペン5本」を目指して争った。
その結果、ダントツの高得点で他を圧して優勝したのが船内売店をとり仕切る『パジャールスタチーム』。メンバー1人ずつに冷えたシャンペンが手渡された。そして最後には、「現在乗船中の3月2日生まれのピースボートスタッフは誰?」な〜んて自らの誕生日をクイズにしていたダニエルの28回目のバースデイをみんなで祝っておひらきに。ところで「人間の髪の毛は平均して1日何本抜けるでしょう?」のクイズの答えは50本らしい。そこで思わず口にしたダニエルの一言。「僕は平均以上…」。ダニエル、28歳オメデトウ!
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