4月3日  ▼地球は友達〜お暑いのはお好き?〜
/モニカ・ナウマン(環境NGO「地球の友・ブラジル」メンバー)
地球温暖化の現在の状況について、南極の例や様々な最新データを用いてモニカ・ナウマンさんに説明していただいた。一般に語られる科学的な現象のみでなく、「このまま地球温暖化が進んだ場合、経済的、社会的、政治的にどんな影響が考えられるか?」をテーマに小グループでディスカッションを行い、その結果をもとにナウマンさんにお話しいただいた。
「現在の社会は、経済的理論によるもので、持続可能な仕組みにはなっていません。これは『資源は枯渇する物』と考えていなかった時代の、古典的経済学といえます。この中では、『環境』は真に必要なものとは考えられていません。重要なこととして、『環境』をコストとして考えていないということが挙げられます。
例を挙げると、熱帯地方にある木を素材とした机があるとします。そこには、木を伐採することにより、失われてしまったものへのコストが含まれていません。例えば土地の浸食、生物の多様性の喪失、気温の変化が起こってしまい、それに伴い発生するコスト。そういったものが私たちが支払う価格の中には含まれていません。捨てられた後の、木が与える自然への影響も含まれてはいません。森林は世界に存在する大部分の二酸化炭素を吸収しています。温室効果が起こらないためには森林は森林のままで残しておく必要があります。それなのに、経済的圧力がかなり大きな形で存在しており、森林をプランテーションに変えてしまうという、目先の経済性を追求する現状もあるのです。」
(石橋)
キューバルンバを踊ろう
「ルンバは恋の踊りです!ですから視線が合ったり離れたする踊りになってるんですね。さあ、ラブストーリーの始まりですよ!」と、茶目っ気たっぷりに自主企画のダンス指導をしているのは京谷勝征さん。楽しく踊るためのこの企画、始めたきっかけは「せっかく南米に来たことだし」と思ったからだとか。
ルンバはもともと各自が自由に踊るもの、しかし現在は発表会に向けてのデモンストレーションのため、演舞の練習を行っていました。その息の合った動きは、まだ練習を始めて4日目とは思えないほど。ところがそのあまりの真剣さを見かねた京谷さんからは、「恋の踊りで笑顔を忘れちゃダメですよ!」なんて指導も。
「社交ダンス」や「フォークダンス」などなど、ダンス企画満載のこの船内。果たして参加者の方々、どれだけのダンスを会得できるのでしょうね。
(竹端)
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4月3日
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