11月21日 腹話術実習会
プロの師匠について16年の腹話術歴を持つ「クニちゃん」こと、根津久仁子さん主催の腹話術講習会が開催された。
第1回目である今回は、人形作成と発声練習。靴下にボタンで目と鼻をつけて顔を作る。声の出し方を教わるが、簡単そうに見えてこれがなかなか難しい!これから2ヶ月かけて声の出し方や人形の動かし方を練習していく。
クニちゃん&相方タッチャン(5歳)との絶妙なやりとりに刺激された参加者が船内のあちこちで個別練習をする姿が目撃されるかも?
もっと知りたい旧ユーゴ(3)セルビア編I〜若者が歴史を変えた〜
/タマラ・ポピッチ(運動団体・OPTORメンバー)▼
今年9月の大統領選挙でミロシェビッチ元大統領が敗北、独裁政権崩壊に向かったユーゴスラビア。選挙前から反ミロシェビッチ運動を展開していたセルビアの学生グループ、「OPTOR(=抵抗)」の中心メンバーであるタマラ・ポピッチさんが、今回の大統領選およびその後の「10月革命」と呼ばれる一連の動きの中で、この団体がどのような運動を広げ、どのような役割を果たしたかについて、自身の体験をまじえて語った。
「『9月24日は歴史的な日になる。あなたたち自身がミロシェビッチを倒す一人になるのだ』―私たちは一軒一軒家を訪問し、この重要なメッセージをみんなに伝えました。
 選挙でミロシェビッチが負けたのは明らかでした。ミロシェビッチはまた選挙結果を操作しようとしましたが、セルビア全土で人々がそれに反対し、ストライキを起こしました。
高速道路、商店、学校などがすべて閉鎖されました。ピークに達したのは10月5日。人々は地方から続々とベオグラードに集まり、連邦議会ビルとテレビ局を占拠しました。ブルドーザーに乗ってきた人もいました(そのためブルドーザーは運動のシンボルになった)。
10月5日は、セルビアにとって重要な日となりました。2日後、ミロシェビッチはとうとう敗北宣言をし、国営テレビを通じて(対立候補だった)コシュトニツァの当選を祝福しました。もうセルビアの人々を止めるのは無理だと判断したのです。」
もっと知りたい旧ユーゴ(4)セルビア編II〜ミロシェビッチが火をつけた〜/
ザルコ・コラッチ(ベオグラード大学教授・社会民主連合党首)
9月のユーゴスラビア大統領選挙で、セルビアの野党は互いに連合して 「民主野党連合」を結成。対立候補として元ベオグラード大教授のコシュトニツァ氏を擁立し、勝利を勝ち取った。連合野党のひとつを党首として率い たザルコ・コラッチさんが、セルビアの現在の体制や、今後の展望について語った。
「ミロシェビッチのせいで国は疲弊し、国際機関から追い出されるはめになりました。そこで、新しいリーダーが必要とされました。18党と連合した私の党はコシュトニツァを推薦し、3万人の国内選挙監視員を集めました。外国からの力でなく自力でクリーンな選挙を行うためです。
セルビアがめざす今後の政治体制は自由民主主義です。いまだにミロシェビッチがいること、経済の崩壊、国境線があいまいという3つの点が、セルビアの悲劇なのです。
議員会館は「10月革命」のなかで破壊されたので、会議はコンサートホールなどを使っておこなわれています。それでも私たちにとって、『自由』だということが幸せなのです。」
▼船内タイムテーブル▼
11月21日
▼おまけ▼
今日の海と空(11/21)
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■11月21日のお誕生日
★薄井崇さん(17歳) 新聞でピースボートを知り、すぐ参加を決意。船内ではお祭りチームに入っていましたが、今は辞めてマッタリ日々を過ごしているとか!?
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