Life Onboard

『チリ大地震緊急支援キャンペーン』
3月2日(火)
2/27に発生したチリ大地震。オセアニック号は本日、同国バルパライソ港に寄港を予定していましたが、現地受け入れ団体からの情報などから寄港を取りやめ、沖合に船を停泊し、次港への準備のみを行うことに。デッキから見えるのはバルパライソの街並み。バルパライソの街は、震源から離れていることもあり被害は小規模だったものの、未だ余震が続き、不安な日々が続いていると言います。
船内では、この間募集した支援物資をパイロット・ボートに移す作業が行われました。参加者有志が集まって、毛布や防寒具などを運びます。
防寒具は箱詰めし、オセアニック号に接岸された「はしけ」から、バケツリレーでパイロット・ボートへ。
ここで降ろされた支援物資は合計842点。募金も日本円にして約50万円ほど集まりました。これらは、現地受け入れNGO「CODEF(コデフ)」を通じて、最も被害の大きかったコンセプション市の人々に届けられます。募金は、刻々と変わる現地ニーズを鑑みながらその時最も必要とされているものを購入し、被災された方々に配布することとなっています。
※日本からの緊急支援金の募集も行っています。ぜひご協力下さい。詳細は:チリ大地震緊急支援キャンペーン
夕刻、バルパライソ沖を出港します。普段は、クルーズごとに決めている「出航曲」を流しながら港を離れますが、今回流れたのは、日本のアーティスト、ソウル・フラワー・ユニオンによる『満月の夕』。この曲は、阪神淡路大震災とその復興活動の中で生まれた曲。これから始まる復興への想いをこめて、この曲を選びました。デッキに集まった参加者の視線の先には美しいバルパライソの夜景。それぞれにチリの人々へ想いを馳せながら、船はゆっくりと大海原へと進みました。