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『ウォルビスベイ(ナミビア)寄港 -ナミビアの多民族文化に出会う-』
1月31日(日)

- オセアニック号はアフリカ南部の港・ウォルビスベイ(ナミビア)に寄港しました。ナミブ沙漠やムーンランドスケープといった、壮大な自然で有名ですが、多くの民族が暮らす多民族国家だということはあまり知られていません。ここでは、そんなナミビアの「多様性」に出会う交流プログラムへ。訪れたのはモンデサ地区。迎えてくれた彼はナマ族の男の子。

- アパルトヘイトと言えば南アフリカの印象が強いですが、ナミビアにも1990年まで同様の政策が敷かれていました。このモンデサ地区は、アパルトヘイト時代からあるタウンシップ(非白人の居住地域)。民族ごとに、地区内でコミュニティーを形成して暮らしています。今でも、各民族の言葉が第一言語として使われているそう。(※写真は、こちらもナマ族の子どもたち)

- 次に訪れたのはヘレロ族の皆さんのコミュニティー。ナミビアで4番目に人口が多いのがこのヘレロ族、女性が写真のような帽子をかぶっているのが特徴です。これは牛の角を模したものなんだそう。参加者も、ヘレロ族伝統の衣装を体験させてもらって、にっこり記念撮影。

- ヘレロ族の女性長老・オマリナさんのお宅へ。ヘレロ族初の女性長老となったオマリナさん、部族内の問題解決の方法や、女性の地位についてお話しいただきました。

- この家に4世代で暮らしているというオマリナ長老。このプログラムの参加者、唐沢さんと同い年(85歳)ということが判明し、ガッチリ握手を交わす、なんて一幕も。

- コミュニティーを後にし、訪れたのは、ナミビアと言えばやっぱり見ておきたい、砂丘です!目前に広がる赤い沙漠に、参加者からは大歓声が。

- この砂丘、砂(…と言ってもここは砂ではなく土漠ですが)がサラサラで、本当に気持ちいいんです。思わず転がってみたり、走り回ってみたり…と大はしゃぎ。あまりに大きなモノに出会うと、はしゃいじゃうんですよね〜。

- そしてもう一つの「ナミビアと言えば…」がこちら、地ビールです。19世紀からドイツによる植民地支配下にあったナミビア。その間に伝えられたドイツ文化の影響から、地ビールが作られているんです。ドイツや南アフリカの支配から、抑圧の歴史を持つナミビアの人々。いっぽうでそうした中から生まれ、ナミビアに根付いた地ビール。数奇な歴史に思いを馳せた方も多かったのではないでしょうか。
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