ひと―参加者インタビュー
齋藤 さと子(さいとう・さとこ)さん (北海道から参加、56歳)
齋藤さと子さん
船に乗る前は?:
 医療機関で約30年働いていました。

ピースボートを知ったきっかけは?:
 数年前からポスターを見て知っていましたが、偶然知り合った人が、以前ピースボートに参加したことがあって、いろいろ話を聞いて具体的に乗りたいと思うようになりました。

68回クルーズに乗船を決めた理由は?:
 南極に行きたかったからです。

これまでで印象深い寄港地は?:
 やはり南極が最高でした。南極大陸に上陸するプログラムに参加しましたが、ペンギンやアザラシ、そして何億年も前に出来た氷山の姿……見るものすべてが夢のようでした。温暖化で南極の生態系も崩れつつあり、クジラの数も減っていると聞きました。この美しい自然を私たちが壊してはいけない、と思いました。

船内でお気に入りの場所は?:
 ティキバー。のんびり海を見るのが好きです。また、夜は洋上居酒屋「波へい」でいろんな人と話をしたり、お酒を楽しんでいる人の姿を見るのが楽しいです。

この旅で食べた美味しいものは?:
 南極上陸のツアーに参加した際の、船の食事。私たちピースボートの参加者がたくさん乗船するということで、味噌汁を出してくれたんです。初めて作るメニューだったようで、出汁もなく、味は決して美味しいとは言えないものでしたが、わざわざ作ってくれたその気持ちが暖かくて、とてもうれしかったです。

最近参加した船内企画は?:
 洋上大運動会。青組で参加して、競技メンバーの選出をしました。それから、水先案内人の松本仁一さんと、義井豊さんの「パートナー」もやりました。講座を聴くだけでなく、講座作りに関わることで、もっと楽しくなると思うので、積極的に参加するようにしています。

これまでに購入したお土産物はありますか?:
 ケニアとペルーでお面を。また、しおりを集めているので、5〜6寄港地で買いました。

一言メッセージ:
 知らないことも知らなかったということが沢山あるということに気づきました。世界に目を向けて自分ができることを見つけ、問題を課題にかえていくこの体験をいろんな人、特に若い人にしてほしいです。
引間 賢二(ひきま・けんじ)さん (埼玉県から参加、64歳)
引間賢二さん
船に乗る前は?:
 元銀行員です。

ピースボートを知ったきっかけは?:
 6〜7年前に新聞広告を見て。

68回クルーズに乗船を決めた理由は?:
 以前、58回・地球一周クルーズ('07年6月出航)に乗船したんです。その時にGET(洋上語学プログラム)のコーディネーターをしていた、ユウカさんに今回のクルーズを勧めてもらったんです。
 タンゴをやっているので、ブエノスアイレスで1週間ほどタンゴレッスンを受けて、途中からこの旅に参加しました。南極に行ける航路だったことも魅力的でしたね。

これまでで印象深い寄港地は?:
 私の場合は、何と言ってもブエノスアイレスです。タンゴの世界選手権でファイナリストになった方を先生にレッスンをしてもらって、ミロンガデビューできたことは最高の思い出です。
(※ミロンガ:アルゼンチンタンゴのためのサロン。アルゼンチンには、ダンスホールのような本格的なものから、小さなバーのような大衆的なものまで、様々なミロンガがある)

船内でお気に入りの場所は?:
 にぎやかな時のデッキが好きです。南極では、普段は入ることのできないトップデッキが特別に解放され、天気もよくてとても気持ちが良かったです。

この旅で食べた美味しいものは?:
 先に話したユウカさんに紹介してもらった、ブエノスアイレスのレストランで食べた料理全部。ワインも、店の雰囲気もすべてが最高でした。この店は、以前、GETの講師をされていたアナさんに連れて行ってもらいました。

最近参加した船内企画は?:
 シンガーの八木啓代さん、写真家の義井豊さんの講座は、毎回参加しています。観光だけではなく、こうした講座があることがピースボートの魅力だと思いますから。

これまでに購入したお土産物はありますか?:
 ウシュアイアで大好きなワインを買いました。旅行するときは必ずワインを買って帰るんです。

一言メッセージ:
 やっぱり来てよかった!理屈じゃなくて心でそう思っています。背中を押してくださった方、親切にしてくださった方、本当に感謝しています。ありがとうございました。