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『イズミル(トルコ)寄港 -おりづるプロジェクト-』
10月5日(月)
イズミル寄港2日目は、「おりづるプロジェクト」によるプログラムに同行し、チリ市を訪れました。こちらは市庁舎。建物の前には、トルコ建国の父の銅像が建っています。
出迎えてくれたのは副市長のソラクさん。広島市・長崎市から世界の市長へ向けて行われている、都市による核兵器廃絶への取り組み「平和市長会議」への賛同のサインをチリ市を代表していただきました。
※平和市長会議:広島・長崎両市長から世界の市長へあてて始まった核兵器廃絶に向けた都市レベルの連携をすすめる取り組み。1982年にニューヨーク国連本部での「第二回国連軍縮特別総会」にて発足し、'91年には国連特別協議資格を持つNGOに認定されている。'09年10月現在、134ヶ国・地域/3147都市が加盟している。詳しくは平和市長会議のサイトへ。
ソラクさんと握手を交わすのは、今日、被爆体験の証言を行っていただいた、おりづるプロジェクト参加者の新見さん。「平和市長会議」も、こうしてひとつひとつ手をつなぐように、世界へと広まっています。
市庁舎前にて記者会見を実施。トルコ国内のテレビや新聞など、各種メディアが取材に訪れました。会見の最後には、ソラク副市長、おりづるプロジェクト参加者の皆さんと記念撮影。明日の新聞にはこの写真が掲載されるのかもしれません。
会見に訪れたのは、地元メディアだけではありません。チリ市・市議の方や、近隣の他の町の職員の方も駆けつけてくれました。チリ市だけでなく、他の町からも近い将来、「平和市長会議」への加盟があるかもしれません。そんな期待を感じさせてくれる時間となりました。
その後、レストランにて会食。有意義な時間の後だけに、食事もいっそう美味しく感じるもの。メニューは、エーゲ海でとれた新鮮な魚介類を中心に、ラクーというお酒、ボケの実の一種を砂糖漬けにしたデザートなど。いづれもトルコの名産品。もちろん、どれも美味しかったです。
写真右の女性は、今日のプログラム作りに尽力してくれた現地スタッフ。おりづるプロジェクト参加者の藤井さんと記念撮影。この笑顔を見れば、今日のプログラムが本当に素晴らしいものだったことが伝わるのではないでしょうか。皆さん、お疲れ様でした。