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- 『プンタレナス(コスタリカ)寄港
平和憲法をいかして地球の軍縮をすすめよう -憲法9条&12条会議inコスタリカ-』
7月16日(木)/ブロードウェイショールーム
- 武力と戦争の放棄をうたった日本国憲法9条、そしてやはり憲法で軍隊の禁止を定めたコスタリカ憲法12条。ふたつの「平和憲法」の国際的意義と、憲法を使った国際社会へのアプローチを考える「憲法9条&12条会議」がいよいよ開催!
会議は、元コスタリカ大統領夫人で、国会議員などの経験もある、カレン・オルセン・ベック・デ・フィゲーレスさんによる基調講演から始まりました。
- 続いて登場したのは、エクアドル副大統領府事務総長のオメロ・アレジャノ・ラスカーノさん(写真右)。近年、ラテンアメリカを中心に起きている、様々な社会変革のムーブメントと平和憲法についてお話しいただきました。
- そして、テーマごとのトークセッションへ。最初のセッション・テーマは「ラテンアメリカにおけるコスタリカの12条」。米国との関係をはじめ、「世界の中のラ米」を基軸に、コスタリカが持つ平和憲法の意味やその役割を読み解きます。
- 元コスタリカ大統領のロドリゴ・カラソ・オディオさん。現在は、平和行動カウンシルの共同議長を務められています。
- そして、この会議のディレクターであり、国際反核法律家協会(IALANA)副会長のカルロス・バルガス・ピサロさん。
- 続くセッションは日本国憲法9条に焦点を当て、「アジアと米国との関係における憲法9条」がテーマ。日本法律家協会(JALISA)事務局長で弁護士の笹本潤さん、コスタリカで弁護士・平和活動家として活躍するロベルト・サモラさん、そしてピースボートの川崎哲がそれぞれの立場から9条を語ります。
- また、このセッションでは今クルーズの参加者からも2名の特別スピーカーが参加。まず登場したのは片山幸男さん。広島の原爆を体験しているという片山さんが語る、原爆投下の瞬間や、その後の日本、戦争がもたらす様々な「被害」に、各国のスピーカーからも大きな反響が寄せられます。
- そしてもう1人、こちらは江藤理子さん。「被爆3世」にあたるという江藤さん。世代をこえて、伝えられる「被爆」という体験の重みや、その重みを背負うものだから訴えたいという平和への想いを語りました。
- 会議の最後には、それぞれのセッションを受けての「プンタレナス宣言」を採択。世界の軍縮や、持続可能な開発のために、日本とコスタリカ、それぞれの憲法が果たしうる役割や、国連における取り組みと今後の展望が確認されました。
※「プンタレナス宣言」は日本語訳が完成し次第、当サイトでも発表します。
※この会議は、「ピースボート」「国際反核法律家協会ラテンアメリカ支部」「コスタリカ大学法学部」「日本国際法律家協会」「グローバル9条キャンペーン」の共催で行われました。
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