第68回ピースボート地球一周の船旅
チリ・バルパライソ港沖停泊中のオセアニック号より
チリ巨大地震被災地へ緊急支援をおこないました

客船・オセアニック号よりおろした緊急支援物資。毛布、防寒具などが集まった。
陸揚げした物資を運ぶCODEFの皆さん
 ピースボートのチャーターするオセアニック号は地震発生から3日後の3月2日、震源地から500キロはなれた港町バルパライソ沖に停泊。乗客の方々の安全を最優先し上陸は見合わせましたが、かねてから交流のあった現地NGO「チリ動植物保護協会(以下CODEFF)」と連絡を取り、どのような支援ができるかを相談しました。

 そして、チリ南部の街コンセプシオンでの被害がひどく、特に防寒用物資が必要とされているとの情報を得て、船内で乗客の方々に防寒服の提供と募金を訴えるととともに、船長に毛布など防寒用に使える物資提供を要請しました。

 その結果、毛布100枚、ベッドカバー50枚、マットレス40枚、防寒服300着、防寒用小物300点などが集まり、募金も日本円、外貨合わせて約50万円が集まりました。

 その後、船内ではピースボートのスタッフと主催旅行社ジャパングレイスの社員そしてボランティアとして参加していただいた乗客の方々とでこれら救援物資の仕分けと梱包を行い、岸壁に運ぶ通船への搬入を行いました。

 岸壁では、用意されたトラックに緊急支援物資が積み込まれ、近日中にCODEFFの手でコンセプシオン市へ運ばれ、直接被災者の手に届けられる予定です。

 尚、集まった募金の内、外貨約30万円分はCODEFFに手渡され、水と食料を購入し、同じくコンセプシオンの被災者に手渡されます。

 また、残りの日本円募金は現在日本でピースボートが行っている募金活動で集まったものと合わせて、近日中に同NGO、または国連機関を通じて緊急救援物資を購入し、現地被災者に届ける予定です。
チリ大地震災害救援基金

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