アフガン復興支援会議へのNGO参加拒否問題に対する
公開質問状


私たちはNGO拒否問題の真相究明を求めています
―けんか両成敗はごまかしだ!―
 私たちは、昨日の田中大臣、野上事務次官の更迭はケンカ両成敗というごまかしでしかないと思います。私たちは、外務省の人事問題とは関わりなく、アフガン復興支援会議へのNGO参加拒否問題の真相究明を求めます。
 私たちNGOに関わるスタッフやボランティアは、外務省が政治家の圧力でアフガン復興支援国際会議からNGOを排除したことに怒っています。そして、さらにNGO排除の理由を明らかにしないばかりか、真相をひた隠し、国民を欺くかのような答弁ばかりを繰り返す、政府高官や政治家たちを許しません。
 私たちは、たとえ田中大臣、野上事務次官の二人が更迭されようともNGO拒否問題の真相究明を求めます!NGOが今後、政府と協力関係を作っていくことができるかどうか−それは、まさに今回のNGOの尊厳や自主性を踏みにじった政府の行動の真相が究明されるかどうかにかかっているのです。
 外務省の中にも私たちと同様、今回のNGO出席拒否事件やその真相の隠蔽に怒りを感じておられる方々多くおられるはずです。是非とも真相究明にご協力下さい!

 私たちは、NGOに関わるものとして、外務省との信頼回復のため、田中真紀子氏、野上義二氏、そして、外務省の責任者の方々に対し、今回のアフガン復興支援国際会議へのNGO出席拒否事件に関し、以下のことがらについて公開質問いたします。

1.アフガン復興支援国際会議に出席予定だったジャパン・プラットフォームとピースウィンズ・ジャパンのNGO二団体はなぜ会議直前になって出席を拒否されたのですか?

2.一旦はアフガン復興支援国際会議出席を拒否された上記二団体が、再び出席を認められたのはなぜですか?

3.どのような理由または基準によって上記二団体のみがアフガン復興支援国際会議出席が認められたのですか?

4.鈴木宗男衆議院議員から外務省に対し、上記二団体のアフガン復興支援国際会議出席に関して圧力がかかりましたか?

5.今後は政府の方針とは異なった考えのNGOも、今回のような国際会議に出席を認められますか?

6.政府が今後、情報公開の努力をし、NGOの自主性を尊重し、民主的で開かれた対話の場を通じてNGOとの協力関係を築いていくことは可能ですか?
ピースボート共同代表  吉岡達也
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ピースボート東京事務局(Tel:03-3363-7561)担当:中原・吉岡まで
国際会議の民主化を求めるNGO声明外務省からの口頭回答内容