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●NO.62 12月4日号 |
先週のピースボート |
地球大学講座『南アフリカ・「虹の国」の現実』を開催
12月1日、東京・青山のウイメンズプラザにて、地球大学ウォーミングアップ講座『南アフリカ・「虹の国」の現実』が開催された。
これは、32回クルーズ中にも開講される「ピースボート地球大学」の国内講座にあたるもの。ゲストスピーカーには、駐日南アフリカ参事官のバジル・フリーマンさん、日本ボランティアセンター(JVC)南アフリカ担当の奥野久美子さんを迎えた。まずフリーマンさんが、政府サイドの視点からみた現在の南アの状況について解説。続いて、実際に南アでの活動を続けるNGOメンバーである奥野さんが、現地での具体的な活動状況について語った。
第31回クルーズに旧ユーゴからのゲストが多数乗船
現在航行中の第31回ピースボートでは、旧ユーゴスラビアからのゲストが多数乗船、内戦当時の話や、日本でも報道された新ユーゴ大統領選挙のときの様子などについて船内講座をおこなった。
乗船したのは、サラエボ出身のジャーナリスト、ヤスナ・バティックさん、クロアチア人ジャーナリストのゴラン・ベージッチさん、セルビアの「反ミロシェビッチ」運動を引っ張った学生グループ「OTPOR」メンバーのタマラ・ポピッチさん、そして、連合して選挙を闘った旧野党のひとつ、社会民主党党首のザルコ・コラッチさんら。「もっと知りたい旧ユーゴ」シリーズと題した船内企画は6回まで続き、多くの参加者を集めた。
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今後のピースボート |
映画監督の手塚眞氏がピースボート事務局に来訪
12月12日、『白痴』などの作品で知られる映画監督、手塚眞さんが、東京・高田馬場のピースボート事務局に来訪する。
手塚さんは、今年8月に実施された第29回ピースボート「アジア未来航海」に水先案内人として初乗船。映画撮影の際のエピソードなどを語る船内講座を開講した。ピースボート事務局へは今回が初の来訪となり、当日は茶話会も予定している。詳しくはピースボート東京事務局(担当:日高)までお問い合わせを。
ペルーで「地球大学」ツアーを実施
現在航行中の第31回ピースボート船上で開講中の「ピースボート地球大学」では、12月9日から、ペルーの自治スラムなどを訪れる「エクスポージャー・ツアー」を開始する。
「エクスポージャー・ツアー」は、船で世界をめぐりながら、実践的に「平和」を学ぼうという地球大学のプログラムのひとつで、現地の人たちと交流し、ディスカッションなどを交わす中で、その国や地域が抱える問題について、より深く学んでいこうというもの。今回のツアーでは、キューバで船を一時下船し、飛行機でペルーへ。住民参加による街づくりが進められている自治スラム「ビジャ・エルサルバドル」訪問、現地大学生との交流、現地NGOとのディスカッションなどのプログラムを予定している。
ピースボート乗船者が「地球一周クルーズ」旅行記を出版
昨年10月から実施された第26回ピースボート「地球一周の船旅」に乗船した原昭さんが、『ピースボートの旅』と題した旅行記を出版する。
これは、原さんが船内で出会った13組の夫婦へのインタビュー集。それぞれが「船に乗る」ことを決意するまで、そしてどんな旅を過ごしたのかを、豊富な写真とともに綴っている。一般書店では12月20日発売予定(1700円、リトル・ガリヴァー社刊)。また、12月9日には、東京都内で出版記念パーティも開かれる。
東ティモールでの「ピースボートボランティア」参加メンバーが報告会を開催
現在、「ピースボートボランティア(PBV)」の一員として、東ティモールでボランティア活動に参加しているピースボートスタッフ2名が12月中旬に帰国、以下の日程で報告会を開催する。
ひとつの寄港地に長期滞在して、現地NGOの活動などに参加しようという「PBV」は、援助物資などを船で届けるだけにとどまらない、もっと継続的なサポートを目指して、今年から立ち上がったプロジェクト。その「第一期生」として、5名のスタッフが今年夏の「南十字星クルーズ」に参加、寄港地のひとつ東ティモールで下船して、市場調査、職業訓練学校運営、学校や教会施設の整備など、現地NGOの活動に参加していた(3名はすでに帰国)。
◆ピースボートボランティア現地報告会「東ティモールは熱かった。」
日時:12月23日(土) 14:00〜16:00
場所:ピースボート東京事務局(高田馬場駅下車徒歩7分)
参加費:500円(東ティモール援助基金に充てさせていただきます)
お問い合わせ:ピースボート東京事務局(Tel:03-3363-7561、ウェブサイトからのお問い合せはこちら 担当:田中)
第29回ピースボート「アジア未来航海」乗船者が報告会を開催
12月17日、第29回ピースボート「アジア未来航海」の乗船者による現地報告会「知ってるつもり!?北朝鮮」が開催される。
「アジア未来航海」は、今年8月に実施された、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を訪れるショートクルーズ。今回の報告会は、なかなか日本に情報が入ってこないこの国を訪れての体験や感想を、できるだけ多くの人たちに伝えていこうと、乗船者の有志らが企画したもの。クルーズに水先案内人として乗船した報道写真家の石川文洋さんも出席し、スライド上映などを交えて現地での体験を語る。
◆『知ってるつもり!? 北朝鮮〜私たちが出会った「隣人」の素顔〜』
日時:12月17日(日) 14:00〜17:00
場所:シチズンプラザAルーム(高田馬場駅より徒歩10分)
参加費:300円
お問い合わせ:ピースボート東京事務局(Tel:03-3363-7561、ウェブサイトからのお問い合せはこちら 担当:櫛渕、中村)
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