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●NO.59 11月14日号 |
先週のピースボート |
32回クルーズ船上での映画撮影スタッフが決定
来年1月に出航する第32回ピースボート「地球一周の船旅」船上で製作されるロードムービー「ON THE BOAT(仮題)」の撮影スタッフ6名の選考が終了した。
この映画製作は、「21世紀最初の地球一周クルーズ」を記念し、映画プロデューサーの古澤敏文氏などの協力により実現したプロジェクト。10月中旬より開始した撮影スタッフの募集には、120名以上の応募が寄せられていた。選考された6名は、出航まで、週1回のペースで脚本、撮影などについてのレクチャーを受講しながら、作品の制作を開始する。11月19日(月)には、その第1回として、「あぶない刑事」「探偵物語」などの脚本で知られる脚本家・柏原寛司氏による講座が開講される予定。
ピースボート東京事務局に修学旅行生が来訪
11月9日、岩手県盛岡市の盛岡市立下橋中学校2年生の6名が、修学旅行の一環として東京・高田馬場のピースボート事務局を訪問、ピースボートの活動についてスタッフの説明を受けた。
下橋中学校では、「進路学習」の一環として、修学旅行の中でさまざまな職場訪問を実施しており、今回は、そのひとつとしてピースボートが選ばれたもの。自らの体験を交えながら、「世界を旅して、人と出会う楽しさ」について語るスタッフの話に、生徒たちは熱心に聞き入っていた。
なお、ピースボートでは、引き続き修学旅行生の受け入れをおこなっていく。問い合わせはピースボート東京事務局(TEL:03-3363-7561、担当:須永)まで。
エリトリアの現地NGOへ援助物資を寄贈
11月9日、現在航行中の第31回ピースボート「地球一周の船旅」が、アフリカ・エリトリアのマッサワ港に寄港、日本全国から集められた援助物資約3000箱を現地NGOなどに寄贈した。
7年前に隣国エチオピアから独立したエリトリアでは、決して経済的に豊かとはいえない状況が続いている。さらに、1998年から今年にかけて勃発したエチオピアとの国境紛争では、さらに大量の難民が発生。今も数万人が難民キャンプで暮らしている。5年前からこの国へのさまざまな形でのサポートを続けてきたピースボートは今回、エリトリア難民救済委員会、女性達の経済的自立を支援する「エリトリア女性同盟」などに、衣類や食糧を中心とする物資を寄贈した。これらの物資は、各団体のメンバーを通じて、現地の人々へと手渡される。
日本大使館主宰の東ティモール会議にピースボートスタッフが出席
11月9日、インドネシア・ジャカルタ市内のホテルで開かれた「東ティモール支援戦略会議」に、ピースボートスタッフの山本隆(30歳)と小林聡(21歳)が出席、東ティモール支援において日本が果たすべき役割について、政府関係者やNGOのメンバーらと議論を交わした。
この会議は、在ジャカルタ日本大使館が中心となって開催されたもの。昨年「独立」を決定した東ティモールに対し、緊急援助の時期を過ぎて開発援助の時期に移りつつある今、日本はどのようにこの問題にかかわってゆくべきかを、実際に現地で活動するNGOなどの意見を交えて探っていこうというものだ。現地サイドからは、UNTAED(国連東ティモール暫定統治機構)の高橋昭副代表をはじめ、PARC、CARE、ADORAなどのNGOで活動する日本人が出席。ピースボートも、小林、菊池仁司(22歳)の2名が現在東ティモールで、現地NGOとともに活動を続けていることから、今回の参加が決定した。
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今後のピースボート |
パリのユネスコ本部にピースボートの活動紹介写真を展示
11月24日から12月1日まで、フランス・パリにあるユネスコ(国連科学教育文化機関)本部で開催される展示会に、ピースボートと「チーム・ユネスコ」の活動の様子を捉えた写真などが展示されることが決定した。
2000年は、ユネスコの提唱により国連が定めた「平和国際文化年」。今回の展示会は、この「平和国際文化年」に関わってきた各団体の活動を、写真展示やビデオ上映などを通じて紹介するもの。ピースボートも、「チーム・ユネスコ」として、ユネスコが起草した「平和宣言」を、ダンスを通じて世界中に広げていくという活動をおこなってきたことから、「チーム・ユネスコ」を中心とした写真約30点などの展示が決定した。
南アフリカ・ナミビア「先遣隊」が出発
第32回ピースボート「地球一周クルーズ」で寄港する南アフリカ及びナミビアでの現地ツアー準備などのため、ピースボートスタッフの山本隆(30歳)、スミタ・マッリア(30歳)、田所千恵(28歳)の3名が、11月20日から12月4日までの日程で現地入りする。
南アフリカでは、入港するケープタウンでの旧「黒人居住区」訪問、学校訪問などのツアーのほか、首都ヨハネスブルグへ向かい、反アパルトヘイト闘争の中心的存在となった旧「黒人居住区」ソウェトを訪れるツアーなどを予定している。また、今回が初寄港となるナミビアでは、「世界最古の沙漠」といわれるナミブ沙漠でのキャンプなども企画中だ。
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