PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.55 10月5日号
先週のピースボート
洋上で「太平洋の平和と安全保障のためのフォーラム」を開催
現在航行中の第30回ピースボート「南十字星クルーズ」では、9月21日から25日まで、トンガやオーストラリアなど太平洋諸国からのゲスト約10名を迎え、「太平洋の平和と安全保障のためのフォーラム」と題したNGO会議を開催した。これは、NGO「太平洋問題情報センター」とピースボートとの共同開催によるもので、今クルーズの寄港地からも、オーストラリアのアボリジニ、アオテアロア(ニュージーランド)のマオリなど、先住民族の代表が出席。さらに日本から、アイヌの代表として「ヤイユーカラの森」運営委員長の計良光範さんが参加している。
 フォーラムの議題は、太平洋地域の平和、そして未来への展望についてなど。最終日には、「平和を推進するための太平洋のすべての人々への呼びかけ」などの共同声明が起草された。

朝鮮民主主義人民共和国に自転車を寄贈
 ピースボートは9月28日、先日第29回ピースボート「アジア未来航海」で訪れたばかりの朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の協働農場からの要請を受け、「アジア未来航海」の際に寄贈した自転車100台に続き、中古自転車約250台を船便にて寄贈した。  これは、クルーズの事前準備のためにスタッフが同国を訪れた際、農村地域に暮らす人々の移動手段である自転車が不足しているという話を聞き、人道支援物資として贈呈を決めたもの。今回送った250台に関しては、福岡市役所、および東京都・江戸川区役所から提供を受けた。現地では、平和団体「朝鮮反核平和委員会」を通して、テガン協働農場で働く人々のもとへ届けられる予定だ。

在北京エリトリア大使がピースボート事務局を訪問
  9月29日(金)、他団体の招聘により日本を訪れていた在北京エリトリア大使のトゥオルデ・ウォルデ・ミカエルさんが、東京・高田馬場のピースボート事務局を訪問した。
 ピースボートは、1995年以来ほぼ毎年エリトリアを訪れており、援助物資の贈呈、ボランティアの派遣など、その他の面でも協力関係を続けている。大使は、やはりエリトリアを訪れる次回クルーズの参加者を中心とした交流会で、エリトリアの歴史や現状について解説。今年6月に停戦となったエチオピアとの国境紛争の影響で、いまも多くの人が難民となって暮らしている事実も報告し、彼らへの支援を呼びかけた。

ピースボート大阪事務局が移転
 大阪・梅田のピースボート大阪事務局が10月1日、新事務局への移転を終了し、新たなスタートを切った。
 新事務局は、JR大阪駅桜橋出口より徒歩7分。前事務局の約4倍の広さになる。
 新しい住所、電話番号などは以下のとおり。

〒530-0003 大阪府大阪市北区堂島2-2-33 萬伸社ビル6F
TEL:06-6456-4157 FAX:06-6456-4158

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