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●NO.49 7月18日号 |
先週のピースボート |
ピースボートメンバーが多民族大集会に参加
4月の石原・東京都知事発言をきっかけに集まった市民グループによるイベントが東京・中野で開かれ、ピースボートからもメンバーが参加した。7月14日に「なかのZEROホール」にて開催された「石原都知事にNO!多民族・多文化の街にYES!7
・14大集会」と題されたイベントで、日本国籍住民も外国籍住民も「共に生き、共に生かし合える社会をつくって行こう」という主旨を持っていた。
イベントには、国内で働く外国人も含め、約 600名の参加者が集まった。プログラムの中では、ピースボートメンバーによる「ユネスコ署名」を求めるダンスの披露や、日本で生活する外国人による模擬都知事選などが行われた。模擬選挙には、ピースボートに乗船した経験を持つ外国人3名もスピーチし、盛んな拍手を
受けていた。
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今後のピースボート |
小此木政夫・慶大教授を迎えてコリアン・セミナーを開催
ピースボートでは、8月20日からの「アジア未来航海」において北朝鮮(朝鮮民 主主義人民共和国)を訪問するにあたって、「南北会談で何が変わるのか?〜北朝鮮・韓国・日本の今後」と題した事前セミナーを企画している。朝鮮半島情勢に詳しい小此木政夫さん(慶応義塾大学教授)を講師に迎えて、8月5日に東京・お茶の水で開催され、クルーズに乗船しない方も参加が可能。
6月の南北会談後の朝鮮半島がどのように進むのか、また日本の関わり方をどうしていくのかなどを北東アジアの一員との視点から鋭く分析する。参加希望者は、ピースボート東京事務局(専用電話03-3363-7967 担当:中村)まで。
「南北会談で何が変わるのか?〜北朝鮮・韓国・日本の今後」
講師:小此木政夫
日時:8月5日(土)14:00〜16:00
場所:全電通労働会館大会議室(JRお茶の水より徒歩5分)
参加費:500円
8月に「ユニティー・サマー・ライブ」開催へ
8月11日に東京・上野の野外音楽ステージにおいて、「ユニティー・サマー・ラ イブ」と題した音楽イベントを開催することが決定した。これは、8月20日から実
施される「ピースボート・アジア未来航海」に先駆けて開かれるもので、「21世 紀最後の夏、私たちが伝えたいこと」をテーマにしている。「ライブ」の出演者
は、在日朝鮮人ピアニストとの共演が話題となった在日韓国人バイオリニストの ジョン・チャヌ(丁讃宇)さん、ロックと朝鮮の伝統的な民謡を融合させた音楽で
人気の朴保(パクポ)バンド、いま韓国内でもっとも評価の高いサムルノリ楽団 の風舞(プンマ)芸術団ら。
「ユニティー(統一)」とは、先日の南北首脳会談をきっかけに55年に渡る分断 の歴史にピリオドが打たれようとしている朝鮮半島への想いが込められている。
そして次に注目されるのは日朝国交の早期回復だと言われており、この夏の祭典が、音楽や芸能をつうじて、日本、韓国、朝鮮の市民レベルでのつながりをつく
る音楽フェスティバルとなることが期待されている。前売り(電話予約)は、ピースボート東京事務局で受け付けている。
「ユニティー・サマー・ライブ」
日時:8月11日 17:00〜
場所:上野野外音楽ステージ JR上野駅・徒歩5分不忍池方向
参加費:前売り 1200円 当日 1500円
九州・沖縄サミットにスタッフを派遣
沖縄で開催される先進国首脳会議(サミット)に合わせて、今月19日からピースボートのスタッフ2名を現地に派遣する。沖縄には、サミットに向けて市民の立場から発言していこうとするNGOが集結しており、ピースボートでも東アジアの安定へ向けての提言や、過酷な債務に苦しむ第三世界の現状を改めていく運動を広
めることを目的にスタッフの派遣を決めた。
20日には、嘉手納基地を人の手で取り囲む「人間の鎖」というアピールが行われる。また、重債務国の債務取り消し実行を求める「ジュビリー2000」のアピールにも参加を予定しており、23日に帰京する。
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