PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.41  5月16日号
先週のピースボート
ピースボートクルーズのビデオが完成しました
 第26回ピースボート「北回り地球一周の船旅」の記録ビデオが完成した。前編・後 編(各75分)の2本セットで、今年1月に東京・晴海に帰港した地球一周クルーズの、 船内企画や寄港地でのツアーの様子が収録されている。一般販売もおこなっており、 価格等は以下のとおり。希望者は、ピースボート東京事務局(03-3363-7561)まで問 い合わせを。

 第26回ピースボート「北回り地球一周の船旅」記録ビデオ
 前編(東京〜イタリア)/後編(カナリア諸島〜東京) 
 セット価格1万2000円(いずれか1本のみの場合は6500円)

地球大学セミナー「日本を取り巻く安全保障」
 5月13日(土)、ピースボート地球大学の国内セミナーが、東京・飯田橋のシニア ワーク東京にて開催され、約50名が来場した。講師は朝日新聞編集委員で、「AERA」 などでも活躍中の田岡俊次さん。中国、台湾、そして朝鮮半島など、東アジアの政治状況を軍事面・経済面から細かく分析、独自の視点で解説を加えた。
 5月22日に出航する「地球一周クルーズ」に向けての地球大学国内セミナーは、今 回が最終講座となる。

バンクーバー先遣隊が帰国
 今月22日に出航する第28回ピースボート「地球一周の船旅」にて寄港するバンクーバー(カナダ)への先遣隊が14日に帰国した。メンバーは、飯田千賀子、井上誠、セーラ・ジェーンの3名。今月7日から現地を訪れていた。現地では、今夏8月5〜6日 の寄港に向けてのプログラム準備を進めてきた。ちょうど寄港日にカナダ日系移民に とって最大のイベントである「パウエル祭り」が開かれることから、現地実行委員と会談し、同祭りにてユネスコ署名のアピールダンスを行うことなどが決定した。また戦中体験談を語っていただくなどの、太平洋を越えての交流が期待できる。
 また、寄港日の2日目は、8月6日、広島に原爆が投下された日となる。バンクー バーには、この日を後世に伝え、核兵器の廃絶を願って毎年海岸で灯籠流しをしてい るNGOがある。その名は「End The Arms Race」で、なぜ原爆が投下されたのか、そし ていかにして核兵器を廃絶していくのかをともに考える機会になるだろう。

今年もガザ地区で民泊が実現
 6月27日、28日、ピースボートは地球一周の途上、イスラエルのアシュドッドに寄 港する。そのときのプログラム準備のために現地を訪れていた、ピースボート共同代 表の山本奈美が14日、帰国した。
 今回のオプショナルツアーの目玉は、パレスチナ暫定自治が進められているガザ地 区を訪れて、民泊するコース。ジャバリエ難民キャンプで、子どもたちとのサッカー 交流、農地見学、インティファーダの体験者の話を聞く会などを予定している。一般 家庭で宿泊した翌日は、アラファト教育大学の学生たちと討論集会、ユダヤ人入植 地、マーケット見学などのあと、ピースボート参加者とガザの人たちがいっしょに なって、平和をテーマとした壁画を描きあげるイベントを企画している。
 また、ベツレヘムでは民族舞踊や音楽をまじえたミレニアム・フェスティバルを開 催する予定。この会場ではピースボート参加者による、ユネスコのマニフェスト2000 (平和宣言)への署名を求めるダンス・アピールが披露される。


今後のピースボート
間もなく出航! 第28回ピースボート
 ピースボートにとって28回目となる航海が船出する。5月22日(月)正午に、東京 ・晴海港から地球一周クルーズへと向けての出航だ。この船旅は、ユネスコ(国連教 育文化科学機関)が提唱する「国際平和文化年」の公式プログラムに認定されてお り、各寄港地にて平和署名のアピールを繰り広げることを計画している。
 これは、「国際平和文化年」を契機にしたマニフェスト2000と呼ばれる署名活動の 一環となり、集約された署名は、今年9月の国連総会に提出される。ピースボートで は、今年初めから実施された第27回「地球一周の船旅」において、船内の有志による ダンスチームを結成し、より多くの署名を集めるためのアピールを繰り広げてきた (ユネスコでは全体の目標署名数を1億としている)。今回は以下の寄港地で、ダン スをはじめとしたアピールを行う予定だ。
 ダナン(ベトナム)の市内中心部のフェスティバル会場、コロンボ(スリランカ) の内戦によって孤児となった子どもたちの救護施設、セイシェルの市場、モンバサ (ケニア)の孤児院、マッサワ(エリトリア)の市内フェスティバル会場、ガザ(パ レスチナ)の街頭、ドブロブニク(クロアチア)の旧市街、テルデ(スペイン)の 「ヒロシマ・ナガサキ広場」、バンクーバー(カナダ)のパウエル祭り会場など。
 また、本船が帰港する8月19日(土)には、東京・晴海の客船ターミナルでもダン ス・アピールが開かれる(入場無料、14時から予定)。

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