神戸市長田区のボランティアが台湾被災地へ
神戸市長田区のボランティア団体メンバーなど17名が、ピースボートの企画するツアーで台湾を訪れることになった。これは、1月に「南回り地球一周クルーズ」が台湾に寄港した際に実施した被災地を訪れるツアーの参加者らの呼びかけで実現したもの。
呼びかけの中心となったのは、神戸市長田区に住む田中保三さん。田中さんは、自らも95年の震災を体験し、ボランティア団体に無償で土地を提供するなど、さまざまな形でまちづくりや被災者支援にかかわってきた。1月の被災地訪問ツアーに参加して、現地のボランティア団体の代表者などと復興やまちづくりについて語り合った体験から、長田区の住民やボランティアとともに台湾を再訪し、より交流を深めたいと思いついたという。
日程は2月2日から3日。前回のツアーと同じように、現地ボランティア団体の受け
入れで、福亀村など2カ所の被災地を訪問する。
ピースボート地球大学 いよいよ開校
ピースボートがこれまでおこなってきた洋上セミナーや検証ツアーのノウハウを活かして、このたび、共同学長に筑紫哲也(ジャーナリスト)、灰谷健次郎(作家)、大田昌秀(前沖縄県知事)、コーラ・ワイズ(米反核活動家)を迎え、「ピースボート地球大学」を新設した。平和についてさまざまな観点から学び、現場を体験し、そして平和の実現にむけて行動する、という3つのカリキュラムをもつ、ひじょうにユニークな「大学」である。第一期生は、5月22日に東京を出航する「第28回ピースボート地球一周の船旅」に乗船して、洋上学習をおこなう。
この地球大学の開校を記念して、東京で特別イベントを開催することとなった。パネリストには、筑紫哲也、灰谷健次郎、大田昌秀の3人の共同学長のほか、海外からのゲストも交え、21世紀の地球をどのように生きていけばいいのか、そのために何を知り、何を経験し、そしてどう行動すればいいのか、それぞれの専門の立場から提言する。
ピースボートのクルーズに参加しない人でも、誰でも参加可能。当日は地球大学へのに入学希望も受け付ける。なお国内講座は4月中に数回おこなわれる予定。
ピースボート地球大学 開校記念イベント
「教育なんかいらない 地球に飛び出そう!」(仮題)
4月2日(日) 14:00開場 14:30開演
東京ウイメンズプラザ(東京都渋谷区神宮前)
地下鉄表参道駅下車徒歩7分/JR渋谷駅下車徒歩12分
参加費 1000円
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