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●NO.23 11月22日号 |
先週のピースボート |
パレスチナでアラファト議長に会見
11月13日(土)、ピースボートはイスラエルのハイファに入港。翌14日、参加者の一部がオプショナルツアーで、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラを訪問し、パレスチナ自治政府のアラファト議長に会った。会見の場ではピースボートの参加者からアラファト議長にいくつかの質問が浴びせられ、それに対してていねいに回答した。なかでも、パレスチナ国家の独立がいつごろ実現するかという問いに、「交渉は最終段階に入っている。10カ月以内に実現する」とはっきりとした口調で答えたという。
クロアチアでサッカー交流 金田喜稔さんも参加
元サッカー日本代表で現在サッカー解説者としてテレビなどで活躍している金田喜稔さんが、ピースボート「北回り地球一周クルーズ」に水先案内人として、ピレウス(ギリシア)からドブロブニク(クロアチア)の区間に乗船。船上では、旧ユーゴの専門家であると同時にユーゴのサッカー事情に詳しいフリージャーナリストの千田善さんと対談したり、サッカーファンのピースボート参加者たちと語り合ったりした。11月18日(月)、ピースボートはクロアチアのドブロブニクに寄港。あいにくの雨模様だったが、金田さんも交えて、現地の若者たちとサッカーの交流試合をおこなった。
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今後のピースボート |
南ア初の黒人ワイナリーからフェアトレードワインがやってくる
アパルトヘイト以降、南アフリカではじめての黒人ワイナリーで生産されたワインが、今年、フェアトレードで日本に輸入されることになった。その名も「ニュー・ビギニングス」(新しい夜明け)。じつは今回の輸入は、ピースボートが今年の2月、ケープタウン郊外のこのワイナリーを訪れたさい、このワインを日本に運びたいと提案したことがきっかけとなったもの。
12月18日には、このワインを紹介するために、東京で南アフリカフェスティバルを開催する。主催は輸入業者のマーシー有限会社、協賛はピースボートほか、南アフリカ共和国大使館が後援する。当日は、南ア大使のほか、ワイナリー・ニュー・ビギニングのマネージャー、写真家の澤野新一朗さん、ピアニストの河野康弘さん、ジャーナリストの吉田ルイ子さんが来場しあいさつする予定。
このパーティーは、ピースボート「南回り地球一周クルーズ」の出航前イベントも兼ねており、ピースボートの参加者も多数来場する。来年は、ピースボートの船にワインを積んで日本まで運ぼうというアイデアも出ている。
南アフリカフェスティバル
日時:1999年12月18日(土) 13:00〜15:15(12:30開場)
会場:COCOLOCO(ココロコ)
新宿区歌舞伎町1-21-1 第二東亜会館3F Tel. 03-3204-5565
会費:5,000円(ワイン飲み放題・食べ放題)
ベトナム中部へ水害救援調査隊を派遣
11月初めにベトナム中部を襲った洪水は、100年来といわれるほどの大被害をもたらした。とくにダナン、フエの市内および近郊は、食糧危機を招くなど被害は甚大と伝えられる。しかし、現地からの情報は、ごく限られ、日本のNGOもなんらかの救援活動を開始しようとしているものの、具体化している活動はまだ少ない。
そこで、94年以来、ダナンにいくども寄港しているピースボートでは、洪水被害の現状を把握するための調査隊を独自に派遣することを決めた。メンバーは、ピースボート援助チームの三楠学(26歳)と大野祐二(21歳)の二名で、23日に出発する。翌24日にダナン市に入り、近郊の農村地帯やフエ市内を調査する予定。帰国は29日で、12月中旬にはその報告会を予定している(詳細は未定)。
ピースボートでは、昨年10月にも大きな水害を被ったダナンで、歌手の加藤登紀子さんやベトナムの国民的音楽家のチン・コン・ソンさんなどを招いたチャリティー・コンサートを開き、その収益金をダナン近郊のホア・ニョン村の小学校再建に充てた。今回の水害は、それ以上の規模であることから、日本全国に呼びかけて、1万冊のノートを子どもたちに届ける活動を想定している。
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