PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.11  8月2日号
先週のピースボート
キューバ記念集会へカストロ議長から招待を受ける
 7月16日よりキューバを訪れているピースボートの「キューバスタディーツアー」参加者たちが、7月26日に同国で開かれた「モンカダ兵営襲撃記念中央集会」に招待された。この集会は、キューバ革命の端緒を切り開いた軍事行動を記念して毎年行われる、同国でもひじょうに権威ある集会で、今年で46回目を迎えた。その集会に、ピースボートからの参加者13名がカストロ議長より招待を受け、同国シンフエゴ県で開催された同式典に参加。ピースボート以外にも米国やプエルトリコからキューバを訪れていたNGOも同時に招待されたが、ピースボートメンバーの古山葉子は、唯一カストロ議長から壇上へ招かれ、聴衆から多大な拍手と歓迎を受けた。ちなみに、長時間の演説で知られるカストロ議長は、午後7時30分から深夜0時まで4時間以上の演説を行った。 ピースボートでは、今年10月からの地球一周クルーズにおいて12月6〜7日に同国ハバナを訪問する予定となっている。

クロアチアとの文通交流ひろがる
 昨年、ピースボートクルーズにおいてクロアチアを訪問したことをきっかけに、クロアチアと日本の子どもたちが文通で交流するプロジェクトが本格的に始動した。これまでに、新聞各紙でプロジェクトが紹介され、文通を希望する学校と個人を募ってきたが、その第一便として、4つの学校と25人の個人から、クロアチア宛の手紙がピースボート事務局に到着し、2日にクロアチアへ向けて発送された。 現在のところ、文通を希望する人は、日本側の方がかなり多数になっており、クロアチア側の先生たちが、他の文通希望者を現地で募っており、このプロジェクトはますます広がっていく可能性が高い。

スタッフ5名がテレ朝の「朝生」に登場
 7月30日深夜からのテレビ番組「朝まで生討論」(テレビ朝日系)にピースボートスタッフ5名が出演した。「どうなるニッポン」と題した自由討論的なテーマであったが、ピースボート設立時のメンバーでもある辻元清美(現・衆議院議員)も出演し、派手な討論が繰り広げられた。この中で、ピースボートスタッフの森陽子が、さる6月にオランダのハーグで開かれた国際平和会議に出席した経験から、「世界の人は、日本の憲法9条をよく知っており、またそれを支持する人も多い」と会場から発言。しかし、一部のパネラーからは「憲法バンザイといって死ねるのか!」とマト外れな反論があったのは残念。


今後のピースボート
大分県内で「なんだろう地雷教室」を開催
 97年12月より活動を続けいている「P-MAC(ピーマック)」が、大分県内の3つの高校で連続講演会を行う。P-MACは、ピースボート内で、地雷廃絶のために活動するグループで、これまでに「100円でカンボジアの大地1uから地雷が撤去されます」を合い言葉に募金活動などを行ってきた。また、ピースボートのクルーズでカンボジアを訪問し、地雷撤去現場を訪れ、またその経験を全国の同世代の若者たちに伝えていこうと「出前教室」を開催。これまでに全国の中・高校を中心に40カ所で教室を開いてきた。 今回は、大分県内の高校から招待を受け、下記の日程で連続教室を行う。対象は、いずれも全校生徒のため、数百名となるが、残念ながら一般参加はできない。が、「出前教室」をピースボート東京事務局に希望すれば、要望に応じてくれる。
●8月5日 午前8:30 大分県立佐伯鶴城高校宇目分校鹿児島
●8月6日 午前10:20 大分県立海洋科学高校
●8月9日 午前10:00 大分県立森高校

日韓ユースフォーラムに参加
 大阪府なども後援する「第三回日本・在日・韓国ユースフォーラム」にピースボートからも参加することが決まった。同フォーラムは、第一回目を東京と大阪で、第二回目をソウルで開催し、今年は8月3日より大阪と東京で開かれる。この中で、ピースボートでは、6日のワークショップ「東北アジアの平和」のコーディネータを任され、また7日のスポーツ交流では、ピースボート内チームの「ピースボール」がサッカー交流を主催することになっている。 韓国からも青年団体、市民団体、学生団体などが参加し、語り、遊び、巡りながら日韓の若者たちが交流を深めることになっている。

ピースボート連続セミナー
「メキシコシティーの貧しき仲間たち」 講師:工藤律子(ジャーナリスト) 東京・高田馬場 新宿リサイクルセンター(JR、地下鉄高田馬場駅徒歩1分) 8月7日(土)18:00  参加費:500円 中米の巨大都市・メキシコシティで生きるストリート・チルドレンたちを支援するNGOに関わってきたジャーナリストの工藤さんを講師に迎える。路上で生活する子どもたちがなぜ虐待されるのか、また先住民族サパティスタの闘いなど話題豊富。参加予約などは必要ない。

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