ピースボートの「お米プロジェクト」4年目。収穫の秋を迎え、今年の稲刈りは10/15〜16、10/27〜28の計4日間で行いました。今回は、ピースボートのボランティアスタッフはもちろん、過去のピースボートクルーズに参加された方なども加わり、総勢50名でのにぎやかな稲刈りとなりました。
私たちの田んぼに到着。天候があまり良くなかったこともあり、足場はぬかるんでいましたが、プロジェクトでお世話になっている生方さん、羽鹿さんの指導のもと、早速稲刈りSTART!
穂束を持って一気に刈るのですが、これが意外と難しい。それでもしばらく作業を続けるうちにコツがわかってきたのか、2日目には倍以上のスピードで出来るように。
4日間で2反(約2000平米)のお米を収穫!
刈った穂を干すための、木枠を作ります。丸太を持ってきて、木槌で田んぼに刺して…これまた重労働。
稲穂はこうして天日で干すと、余分な水分が蒸発し、美味しいお米に熟成されるそう。
今回の稲刈りで一番苦戦したのがこの作業。穂を木枠に干した際、下に落ちてしまわないよう、穂束をしっかりと藁で縛ります。しかし、慣れない私たちの手つきでは、ちゃんと縛ったつもりが、穂はすぐにこぼれ落ち…。こちらはコツをつかむまでに丸1日がかりでした。
朝から身体を動かしてヘトヘトの私たちの前に登場した晩ご飯がこちら。ピースボートの無農薬玄米「和実米(なごみまい)」と、有機野菜を使ったカレーライスとサラダ。
毎年、私たちのプロジェクトを受け入れてくれている、地元自治体の施設「憩いの家」のオーナー・中原さん夫妻の愛情もたっぷり入っています。
夜は、このプロジェクトを応援してくれている伊藤伝一さんによる勉強会が。「日本の職業自給と農業」をテーマに、現在の日本の農業について伺いました。
私たちの生活の中で、毎日の食べ物がどこから来ているのかを考えるのは難しいこと。そうした中、食べ物が生まれるまでの背景や、どれほどの食料が1日に棄てられているのかを、農業から考える、大切な時間となりました。
最後に私たちの田んぼで記念撮影。農業を通じて「食」と「環境」を考える4日間となりました。
(掘 聖香子)
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