田植えレポート
 6月5・6日および12・13日、三重県名張市にて「初めての田植え」を実施!!総勢22名が、広い空のもと「再生紙マルチ農法」の第一歩を体験しました。一泊二日、存分に楽しみ、学んだ"田植え合宿"のようすをレポート!!

 これが「再生紙マルチ農法」での田植えだ!!
 再生ダンボール紙のロールを少しずつ広げながら手で穴を開け、そこに苗を植えていきます。この紙が日光をさえぎり、雑草が生えるのを防ぐのです。
 簡単そうに見えても、苗を植える分だけの小さな穴を開けるのは意外と難しい!みんなでワイワイいいながら、少しずつ作業が進んでいきます。
 ダンボールが敷き詰められて、田んぼがだんだん薄茶色に変わっていきました。
 日が当たらないようロールは重ねて敷いてゆき、重なる部分にも、紙がめくれないよう田んぼの土を置いていきます。初心者にはなかなか骨の折れる作業です。
 「機械で植えたら早いのに…」ともいわれるそうですが、もともと田んぼはデコボコなもの。地形の微妙な変化に応じ「ちょっと深めに植える」「少し浅く」などの力加減ができるのも、手植えならではの『味』なんですね。

 美味しい夕食のあとは、みんなで語り合う時間。
 田植えに参加しようと思ったきっかけ、今日の感想などなど…話題は尽きず、話もどんどん弾み、深夜まで続いていました。

 およそ10時間かけて、田んぼ2枚の田植えが終了!!手や顔が泥だらけになっても、無事に終わったのがとにかく嬉しい――この頃には、初めて会った人たちともすっかり打ち解けていました。

 2日間にわたる田植えを終え、みんなで記念撮影。4日間で、約1300平方メートルの田んぼに苗を植えることができました。けれど夏の草取りなど、これからもたくさんの作業が山積み。
 ピースボートのお米づくりは、まだまだ始まったばかりです――。

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