位置 |
アフリカ大陸東岸、紅海に面する。エチオピアの東、スーダンとジブチの間。イエメンの対岸。地図 |
面積 |
約11万7000km(日本の1/3) |
人口 |
推定430万人(2004年) |
首都 |
アスマラ(約27万5000人) |
第二の都市 |
マッサワ |
気候 |
気温は50度を超えることもあるが、高原地帯では平均17度程度 |
人種 |
ティグレ、アファールなど他民族 |
言葉 |
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アラビア語・英語・ティグリニア語・他各民族の言語
アラビア語による表記|ティグリニア語による表記 |
宗教 |
キリスト教のコプト派とイスラム教徒が半々。カソリックも若干 |
独立記念日 |
1993年5月24日 |
祝日・祭日 |
1月1日(元旦)。5月24日(独立記念日)。6月20日(殉死者の日)。9月1日(解放闘争記念日)。その他イスラム教の祝祭日(ヒジュラ暦に基づくので毎年11日前後早まる) |
元首 |
EPLF(エリトリア人民解放戦線)を出身母体とするイサイアス・アルフォギ大統領(1993年5月就任) |
政治体制 |
共和制であるが現在は一政党制(EPLF臨時政府のみ)。1993年に布告を発表し、基本的人権および複数政党制を保証する民主的憲法が制定され、同憲法に則した民選政府が樹立されるまで現体制を維持することとし、その期間を4年間とした。同期間の主要な課題として憲法、政党法、および報道に関する法律の制定、並びに国政選挙の実施を挙げている。1997年度中に複数政党制を容認する予定。 |
スローガン |
3つの大きな柱として、教育、環境保護、他国に依存しない持続可能な発展を挙げている。 |
外交 |
米国を中心とする西側との関係緊密化を目指すとともに善隣外交にも努める。しかし、スーダンとはスーダンのNIF(National
Islamic Front)政権が地域不安定化とイスラム原理主義拡大の目的でエリトリアに対する敵対行為・転覆行為をエスカレートさせているとして、94年12月6日断交。関係改善はみられない。エリトリア駐箚日本国大使、浜田泰弘特命全権大使(兼轄、エチオピア駐在)。日本国駐箚エリトリア大使、Tewolde Woldemikael
特命全権大使(兼轄、中国駐在)。 |
二国間関係 |
1993年5月24日独立と同時に承認。1993年9月1日外交関係樹立。対日貿易額、輸出=691千USドル(約8600万円)、輸入=22,590千USドル(約28億2400万円)。主要品目、輸出=胡麻(50.8%)、羊皮(31.0%)、コーヒー(9.3%)、輸入=車両・機械・部品(62.5%)、タイヤ(37.5%)。 |
経済協力 |
有償資金協力なし。無償資金協力 20億200万円(1996年度まで
E/N ベース)。技術協力実績 1億2400万円(1996年度まで JICAベース)。エリトリアへの主要援助国は、1位ドイツ(20.0%)、2位イタリア(14.9%)、3位ノルウェー(9.1%)、4位アメリカ(9.0%)、(1994年)。 |
軍事力 |
推定約10万人の陸軍があるが、今後かなり規模を縮小させた新しい軍隊にする予定。 |
兵役 |
18才以上の男女は6ヶ月の兵役が義務づけられている。教練の後は、1年間のボランティア活動としてナショナルサービス(国家奉仕)に従事し、鉄道再建などに奉仕する。 |
教育環境 |
教育はすべて無料。小学校の就学率も独立前は36%だったが、徐々に増えてきている。 |
課題 |
独立後も国民との一体感が重視され、政府高官にも腐敗がほとんど無い「奇跡の国」とされているが、海外に約75万人いるといわれる戦争難民の帰還問題、戦争中に破壊された道路、鉄道などのインフラ復旧問題、約10万人を抱える軍部のリストラ推進による雇用問題など多難。 |