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- 『おりづる文化祭』
12月15日(月)
ヒロシマ、ナガサキの被爆体験をもつ方々100人とともに世界をめぐる今クルーズ。各地で被爆体験を語り継ぐ「おりづるプロジェクト」は、クルーズのテーマでもあり、最大のプロジェクトでもあります。その集大成のひとつとなるイベント「おりづる文化祭」がいよいよ開催です。今日1日、船内すべてのパブリックスペースを使って、音楽、被爆証言、各種展示、クイズ大会、映画上映など様々な企画が行われました。
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ラウンジで行われたのはライブアート。「おりづるプロジェクト」から森本さんと吉田さん、そして若者代表として山形さんの3人が、吉永小百合さんの原爆詩にのせて、キャンパスに絵を描きました。
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こちらが森本さんの作品。絵本作家としても活躍されている森本さん、柔らかな線の中に、さまざまな思いがこめられています。
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吉田さんの作品。見る者を圧倒するような迫力のある作品です。
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そして、この旅を通じて原爆のことや、核問題のことに向き合ってきた、山形さんの作品。3者3様の個性と、それぞれの思いがこめられた作品に、会場からは大きな拍手があがりました。
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ライブアートとともに、平和への思いをこめた灯籠も飾られました。
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こちらは、このイベントにあわせて上演された劇から。ヒロシマで被爆し、12歳で原爆症で亡くなった「ヒロシマの貞子」を上演。劇に参加した方が語った「一人でも多くの人に生きることの尊さを感じてもらいたい」という言葉に、参加者も様々な思いを抱いたようです。
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戦争も、原爆も知らない――そんな若者たちが、このクルーズを通じてたくさんの被爆証言を聞き、学んだこと、感じたことを報告する場も設けられました。「わからないことだらけ」からスタートし、時には悩みながらも、戦争や原爆と向き合った時間に、共感を覚えた方も多かったよう。
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閉会式では、プロジェクト関係者による大合唱も。
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こちらも閉会式から。昨年(2008年)5月に幕張メッセで開催された、日本国憲法9条のイベント「9条世界会議」でも披露されたという、ダンスパフォーマンスがありました。今日のためにダンスを始めたという参加者も多く、この数日はまさに「猛練習」を重ねてきたそう。心暖まるパフォーマンスに、会場からは大きな拍手が送られました。
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最後は、おりづるプロジェクトの参加者、プロジェクトをこの間支えてきた皆さん、この「文化祭」の参加者など、みんなで記念撮影。100人ものヒバクシャが世界を巡るという一大プロジェクトの集大成に、旅する意味を改めて考える、そんな1日になりました。
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