life onboard
『ラグアイラ(ベネズエラ)寄港』
11月26日(水)

 寄港2日目には、ベネズエラの青少年オーケストラを訪問しました。様々な社会改革が始まっているとはいえ、貧富の差も大きく、「貧困」が大きな問題となるベネズエラ。犯罪に走りがちな子どもたちに夢ややりがいを与えようと生まれたのが、青少年オーケストラです。現在では、国内に100をこえるオーケストラがあり、25万人もの子どもたちがこれに参加する、という一大プロジェクトに。私たちが訪問したのも、こうしたオーケストラのひとつ。

 素晴らしい演奏へのお礼と、今後のさらなる活躍を願って、日本で募集した楽器をおくります。オーケストラに参加したくても、「楽器待ち」で参加できない子どもたちも多いそう。この楽器が音楽を志す子どもたちにわたされる日が楽しみです。

 はにかむような笑顔で楽器を受け取る子どもたちを見ると、私たちも嬉しくなります。
 この青少年オーケストラの中でも、トップの技術をもつ若者たちは「シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ」に所属し、現在は世界でもたいへんな評価を得ています(※2008年12月には初来日の予定も!)。この楽器から、未来の演奏家が生まれるかもしれません。

 うって変わって、こちらは野球交流の様子から。大リーグで活躍する選手が多くあることでも知られるように、ベネズエラはたいへん野球が盛んな国。ドミニカ共和国に続く野球交流、今度こそ勝ちたい!と気合い十分でのぞみます。

 気合い十分なのは「選手」だけではありません。こちら応援チームだって負けてはいません。いよいよ試合開始!

 ドミニカ共和国同様、こちらも手に汗握る熱戦に。そして結果は、4-2でピースボート・チームの勝利!
 試合の後には、日本で集めた野球用品をわたしました。