life onboard
『日本+アイヌ+在日=JAPAN』
8月14日(木)/サウスパシフィックラウンジ
企画:水先案内人、酒井美直さん+チームブルー

 アイヌ文化の伝承活動を続ける水先案内人、酒井美直さんと、4名の参加者によるパネルディスカッションが行われました。
 酒井さんとともにマイクを握ったのは、在日コリアンの参加者、「在日」を親しい友人にもつ参加者、アイヌが多く暮らす北海道出身の参加者、そしてピースボートスタッフ・志村洋一の4人。
 船内で、講座の枠を超え、さまざまな話をしてきた5人とだけあって、この企画も、通常の 洋上講座に比べると、まるで5人の何気ない会話を聞くようなフランクな雰囲気に。
 アイヌとして、在日として、「マイノリティー」として生きてきたふたり、在日やアイヌの存在は知っていてもその立場や歴史を考えたことはなかったという者――。
 日本では決して「特別」ではないはずなのに、「特別」に見えるこのディスカッション。会場に足を運んだすべての人が、それぞれの言葉のどこかに共感を覚えたり、疑問を抱いたり、驚きを受けたりしたのではないでしょうか。