ひと―参加者インタビュー
古賀 早織(こが・さおり)さん (福岡県出身、18歳)
古賀早織さん
船に乗る前は?:
 九州大学の1年生(この4月から2年生)、大学に通いながら塾の受付のアルバイトをしていました。

ピースボートを知ったきっかけは?:
 高校3年生の夏に、友だちから紹介してもらいました。

60回クルーズへの参加を決めたのは?:
 ブラジルのファベーラ(※スラム)をはじめ、様々な環境の中に生きている子どもたちに出会いたいと思って。

これまでで思い出深い寄港地は?:
 やっぱりブラジル。今までの自分では想像もつかなかった生活がありました。貧困のために、将来の選択肢が限られてしまう中、ダンスや音楽を必死に練習する子どもたちと出会って感銘を受けました。
 それから、ラバウル(パプアニューギニア)も思い出深い。私の行ったプログラムでは途中で雨が降っちゃって、その中で子どもたちと泥んこになって遊んだんです。私には初めての体験でした。

船のお気に入りの場所は?:
 右舷側デッキ。錨の綱をかけるための杭に座って、海を見るのが好き。日々、海の色が変わっていって、何も考えずに海を見ていられるんです。

この旅で食べた美味しいモノは?:
 ニュージーランドで食べた、先住民族・マオリの伝統料理「ハンギ」。(※地中に肉や野菜と焼いた石を一緒に埋めて、蒸し焼きにしたもの。ポリネシア地域ではよく見られる調理方法です) 蒸し焼きのジャガイモの味が忘れられません。

最近参加した船内企画は?:
 地球大学UNIT3に参加していて、船内報告会をやりました。テーマは「暴力を超える世界」。シドニーで参加した、イラク戦争を繰り返さないための国際会議についてや、難民となったクルド人やイラク人の方々の体験談などを報告しました。

この旅で買ったお土産は?:
 ウシュアイアで30cmくらいの皇帝ペンギンのぬいぐるみを。抱き心地が最高!!

一言メッセージ:
 船に乗って、いろいろな体験をして、家族や先生、友だちやピースボートスタッフ、たくさんの人たちのありがたみを痛感しました。地球一周に参加することを迷っている人はタイミングをみて乗ってみて。日本では感じられない世界を感じて、世界から日本をみてほしいです。
谷戸 忠公(やと・みつひろ)さん (神奈川県出身、89歳)
谷戸忠公さん
船に乗る前は?:
 このクルーズにも一緒に参加している奥さんと二人で、伊豆や山梨、川崎の温泉をまわっています。各地でスケッチをして、その絵は「白亜会」というギャラリーに飾ったり、なんてこともしてます。

ピースボートを知ったきっかけは?:
 世界一周がしたかったんです。それで、72歳で退職した後、いろいろ調べて見つけました。

60回クルーズへの参加を決めたのは?:
 おそらく人生最後の世界一周。南極航路を奥さんと二人でまわりたいと思ったから。

これまでで思い出深い寄港地は?:
 南極。景色が美しかったです。でも、船で地球をまわれるんですから、どこもみんな素晴らしいです。

船のお気に入りの場所は?:
 自分の船室。窓もあって落ち着けるので、奥さんと二人で本を読んだりして過ごしています。二人でデッキを散歩するのもいいですね。

この旅で食べた美味しいモノは?:
 決められない。健康のために何でも美味しく食べてます。

最近参加した船内企画は?:
 「80歳以上集まろう」という企画で、同年代の仲間と語り合いました。

この旅で買ったお土産は?:
 ペルーのブドウ酒とチョコレートを日本に送りました。

一言メッセージ:
 世界各地をまわることは色々なものを見ることができておもしろいです。飛行機でも世界一周をしましたが、船の方がゆったりしていて楽しいです。