life onboard

 1/6、7の2日間、トパーズ号はベネズエラに停泊。船内での、水先案内人伊高浩昭さんの講座でも多く紹介されてきた国だけに、期待の寄港地のひとつでもありました。早速街に出て、まず目に入ったのが、チャベス大統領のポスター。「あちこちにあるよ」と伊高さんから聞いていたものの、実物を目にすれば、シャッターを切らずにはいられません。

 一路、ベネズエラの首都・カラカスへ。カラカスは、長さ16km、幅4kmという小さな面積ながら600万もの人が暮らす、ラテンアメリカでもっとも人口密度の高い都市のひとつなんだそう。街中は産油国だけあって、ものすごい数の車が。さすが、オイルの値段が「水より安い」というだけのことはあります。

 山に囲まれたカラカスの市街からケーブルカーで15分、アビラ国立公園に到着。ケーブルカーからはカラカスの街が一望できるだけでなく、標高2000mという高地を目指すため、途中「雲を突き抜ける」という爽快な体験ができることも大きな特長です。写真は一本道の続く公園での一枚。奥に見えるビルは、ベネズエラ随一のリゾートホテルだそうです。

 港に戻り、夜は地元の人たちと一緒にフェスティバルを開催。参加者はなんと2000人以上!! ピースボートからは、船内で練習を重ねてきた和太鼓やよさこい踊り、南中ソーランなどを披露。そして水先案内人キム・チャンヘンによる「世界一」のエンターテイナーショーも行いました。フェスティバルの後も会場に残り、踊り明かす人が多かったことが、このイベントの盛り上がりを表していたように思います。

 ベネズエラからは、地元のミュージシャンが登場。ベネズエラの伝統音楽から、アフロベネズエラのリズムにあわせた楽曲まで、たくさんの演奏を披露してくれました。気になる夕食では、パエリアや唐揚げなど日本人にも「おなじみ」の料理が。聞けばどれも地元の屋台などで食べられる、「日常の味」ばかりなんだそう。ベネズエラと日本、食文化は意外にも近いのかもしれません。
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