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□軍隊のない国を知る(2)□ |

午後は、水先案内人ロのベルトくんがサン・ホセ市内を案内してくれた。
市内の中心にある国立劇場は、市民に愛される建物だという。訪れたときはちょうど日本のキモノ展が開催されていた。 |
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この国立劇場ではなんと、サン・ホセ市長のジョニー・アライヤさんがお出迎え!!
「コスタリカは、平和と自然を愛し軍を持っていないことを誇りに思っている国。国土の20パーセントは公園で、そういうところを誇りに思っています」とにこやかにスピーチ、姉妹都市提携をしている岡山市からの参加者と握手を交わした。 |
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市内散策の終点は、これまで独立宣言や数々の反対デモなどが行われてきた民主広場のホセ・フィゲレスの銅像の前。
あっという間のコスタリカ体験、参加者の一人は、「日本と同じように軍隊不保持の法律を持っている国に来て、民主主義とは何かもう一度考え直してみたいと思った」と感慨深げだった。 |
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平和博物館では、地元メディアに向けての記者会見が行われた。
会見で、ピースボート共同代表・吉岡達也が、コスタリカの憲法同様日本にも憲法9条があることを紹介し、この軍隊不保持の思想を共に世界に広げていきたいと話した。
また、同席した水先案内人の天野文子さん、デヴィ・アルモンタセルさんは、被爆体験や9.11テロ後のニューヨークでの体験を話し、こうした経験から武力によらない「平和」を世界に広げることを願う気持ちを示した。
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