SEA NAVI 9月24日号
「平和」を誓って――ニューヨーク・ストーンウォークに参加
 9月11日。米国の同時多発テロ事件から3年を迎えた今日は、あちこちで追悼セレモニーがおこなわれている。
 ピースボートは、現地NGOが主催する「ストーンウォーク」に参加した。これは、約600キロの石碑を持って、ワールドトレードセンターに衝突した飛行機が飛び立ったボストンからニューヨークまでを歩き通すというピースアクションだ。

 石碑には「戦争で死んだ無名市民の犠牲者」と刻まれている。これを主催しているのは、犠牲者の遺族らによるNGO『ピースフル・トゥモローズ』。彼らは"もうこれ以上、自分たちと同じような思いを味わう人々をつくらない"ことを明言し、さまざまな活動をしている。
 ビルに飛行機が衝突した8時45分から9時5分までは、いったん歩くのを止めて黙祷、遺族の話を聞く。
 家族や友人を失う苦しみは何処も同じだ。当たり前だがやはり、つらい。同じような気持ちになった参加者は多いと思う。
 けれど「ピースフル・トゥモローズ」の人たちは、家族を失った気持ちを平和への願いにかえている。今日聞いたことを忘れないようにしたい、そう思った。

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