英国南部の有名な観光地、ドーバー。「英国の玄関口」に位置するこの街には、いつも貨物船や客船がいっぱい。95年には大陸とつながるユーロトンネルも完成し、行き来がもっと簡単になりました。いまや中欧や東欧からもたくさんの人たちが渡ってくる、実は「多民族」な街なんです。そんなドーバーを訪れ、ついでにちょっとだけ遠出。そこでは、古い街並みとお城が静かに時を刻んでいました――スタッフ・唐木峰のレポートです。 |
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ドーバーの街並みを撮ってみました――石やレンガでつくられた建物が多いからか、やっぱり落ち着いた感じがしますよね。 |
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ドーバーの浜辺にて。ここは「白い崖の美しい町」としても知られています。崖が白いのは石灰岩質だから。天気のいいときには、32キロメートル先のフランスが見えます。忙しい港町とはまたちがう、この街の「顔」です。 |
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古い街並みを歩くと、家の壁はこんな「階段状」になってます。これは、中世の人たちが窓からゴミや下水を捨てていたから。「屋根」の下を歩けば、下水をかぶる心配もありませんからね…ヨーロッパで下水施設が造られるようになったのは、19世紀になってからなんですって――わりと最近なんですね。 |
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中世の面影が色濃く残っている街、カンタベリー。7世紀初めにはすでに「聖地」だったそうです。写真は、英国国教会の総本山・カンタベリー大聖堂。大きすぎて、写真に収まりきらない…。 |
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これが大聖堂の中にあるステンドグラスです。太陽の光がさしこんできて、なんだか幻想的――他の教会でも、それぞれ趣向を凝らしたステンドグラスが見られます。いろんなのを見くらべてみる「ステンドグラスめぐり」なんてのも、いいかもしれませんね。 |
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歴代イングランド女王が6人も住んだことから「貴婦人の城」ともいわれるリーズ城を訪れました。お城や庭もステキだけれど、ふと目をひいたのがこの光景…ビクトリア時代の服を着てクロッケー(ゲートボールのようなスポーツ)を楽しむ人たち。でも、なぜ、わざわざこんな格好をしてるんでしょうね?? |
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平原にずらりと並ぶのは、かの有名な巨石遺跡・ストーンヘンジ。最大50トンもあるこの石柱は5000年以上前、約160キロも離れた場所から運ばれてきたものだそう。日時計として使っていたとか、はたまたシャーマンが儀式をおこなう場所だったとかいろんな説がありますが、いまでも真相は謎のまま――。
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