今回のワークショップは、大阪自由学校「ぼちぼち」主催。ここのスタッフである栗本和子さんは、「学校にいかないのは自分が悪いんだと思っていたけれど、あるときをきっかけに『人には違いがあること』を認めない社会にも疑問をいだくようになった」という。そんな栗本さんのワークショップのテーマは、やっぱり「違い」をめぐるものだ。その内容は──。
身近にある個々人の違いから国家間の違いまで、いろいろな違いが書かれたカードが配られた。5〜6人のグループで「あっていい違い」か「よくない違い」かをディスカッションする。自分では「それくらいいいじゃん」と思っていても、人の意見を聞いていると考えが変わったりもする。
中には、「韓国には徴兵制度があるが、日本にはない」というお題も。これは、国家間による制度の違いだからあってもいい違い?軍隊は対外的なものだからよくない違い??──うーん、考えれば考えるほど迷っちゃう…。
(野川環)
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