■バックナンバーVol.7■
[古屋綾子さん(大阪府出身・24歳)] |
ショートカットにすらりとした手足が印象的な通称「あやちん」。船内では地球大学生として経済、HIV、貧困などの問題に取り組み、日々勉強中だといいます。そんな彼女が、これから船で取り組みたいこととは…?
Q:まずピースボートに乗船したきっかけを教えて下さい。
A:一番最初のきっかけは友達から話を聞いてて「そんなゆっくりしたもんに乗れたらいいよな〜」って漠然と思ってたんですよ。ボランティアスタッフになると割引もあるって知って、またそこにも惹かれて(笑)
ピースボートセンターに説明を聞きに行ったんです。そこで、北半球をまわるものと南半球をまわるものがあるって聞いて、もう、直感で「南がいい!!」って思って。
Q:「南」に惹かれたのは何で?
A:昔から「アフリカの人の眼って、力があるなあ」と思ってて"彼らに逢いたい"って思ってたんですよね…単純に興味があったので。インドもそう…これって理由になってますか(笑)??
Q:アフリカやインドに実際行った感想は?
A:やっぱり人への印象は変わらなかったですね。私の考えていることは、彼らに見透かされている気がしたんです。
Q:日常ではなかなか出来ない体験ですよね、やっぱり実際に経験することに意味がある、と?
A:それはしみじみ実感してます。この旅に参加してホント良かったと思ってます。
Q:地球大学を専攻したのはどうしてなんでしょう?
A:うちにとっては"船に乗ってる"っていうのは車で言うとエンジンをかけただけの状態で、地大はそこからアクセル踏んで車が動く──という感じなんです。一歩突っ込んで知りたかったし学びたかったし、だから地大をやってみようって思ったんです。
…それにね、うちは普段からめちゃくちゃ怠け者なんです(笑)だから敢えてやってみたっていうのもあって。
Q:たまには息抜きして、力の抜けた企画に出てみるのもいいんじゃないですか??
A:そうですね〜(笑)でも、まだまだ私の殻は破れてない気がするからねぇ。
(聞き手:高山望)
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[長谷川七重さん(愛知県出身・21歳)] |
歌うことが大好き。船内ではピースギャングに参加したり、運動会では夏組の応援歌を熱唱し、総合優勝に導いた勝利の女神──そんな長谷川七重さんに、いま思うことを中心にインタビューしてみました。
Q:まずピースボートに乗船したきっかけを教えて下さい。
A:最初は、海外で何か学びたいと思ってて…でも何を学びたいのかまだ分からなかったし、全然違う環境に行ったら何か見つかるんじゃないかなぁ、と漠然と思っていたときに、友達に誘われて。『コレだ!!』と思って即、決めちゃった(笑)平和活動にも海外にも興味があったし、やっぱりいろんな所に行ってみたかったから。
Q:実際乗ってみての印象は?想像通りでしたか?
A:乗るまではね、いろんな国に行けることが一番の楽しみだったの、海外旅行初めてだし。だから、"船内生活"や人と"交流"することに全然興味が向いてなかった。私、人見知りするんですよ。
でも乗ってみたらいろんな人がいて、いっぱい面白い話が聞けるから、今は船内でも寄港地でも人と交流することがすごく楽しい。たくさんのエネルギーをもらえる感じ。そんな自分にビックリです。
Q:寄港地はどうでしたか?どこか印象に残ってるトコはありますか??
A:──アルゼンチンかな。友達と2人で、ブエノスアイレスからいったん船を離脱して、ウシュアイアまで1週間かけて自分たちだけで旅をしました。氷河ツアーに参加して、アルゼンチンの人や、イタリアの人と友達になったり、大自然と田舎町を満喫しちゃいました。
Q:もうすぐ帰国ですけど、この旅を振り返って一言お願いします。難しいと思いますけど…(笑)
A:う〜ん、そうですね(笑)…人がこんなに『面白い』んだって思えたことが大きいなと思います。普段はあんまり話さないような深い話まで出来るようになったことで、人とのつき合いって大事なんだと実感できたこと。少しは成長したかなぁ(笑)
あとは、また行ってみたい国がたくさん出来たこと。特にアフリカ大陸は大好きです!!
(聞き手:水野聖子)
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