■バックナンバーVol.5■
[宮川めぐみさん(神奈川県出身・30歳)] |
「Maggie(マギー)」の愛称で親しまれている宮川めぐみさん。一見、「癒し系」の雰囲気を持つ彼女、実はとってもパワフルなんです。そんな彼女に、出航して1ヶ月となった今の心境を聞いてみました。
Q:ピースボートを知ったきっかけと、「乗ろう」と思った理由を教えてください。
A:ピースボートは新聞で知りました。もともと旅が大好きで、国内外問わずバックパッカーをしたりしてたの――で、ちょうどまたどこかに行きたいなって思ってたところだったから。
Q:実際乗ってみて、印象が変わったところなどはありますか?
A:う〜ん、よく考えたら私、ピースボートのことはほとんど知らないで乗ったんですよね。ボランティアスタッフなんていうモノがあるのも知らなかったし。こんなにいろんな企画があって、毎日忙しいとは思わなかった。でも、すごく充実してます!!
Q:乗る前は何をしていたんですか?
A:看護婦さん。老人介護施設や病院で働いてました。
Q:だからHIV/AIDSの関連企画によく参加してるんでしょうか?
A:――うん。日本で働いていたときは、HIVポジティブの人に会う機会ってなかなかなくて、やっぱりまだまだ勉強不足だったと思うんです。この船で彼らと出会って学んだことを、今後の自分にいかしていきたいと思います。
Q:出航して1ヶ月、これまでの寄港地をふり返ってみてどうですか?
A:う〜ん、「ここが一番」というのはないけれど――貧富の差が激しかったり、医療や衛生面での管理が行き届いてない国を見ると、どこかで「日本人で良かったな」と思ってるんですよね…でもその反面、何だかとても複雑な気分になるんです。
Q:そんなめぐみさんの今後は?
A:せっかくだから、もっと、いろんなことをやってみたいな、と――あ、でもまずは、船酔いしないよう頑張ります(笑)
(聞き手:水野聖子)
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[高田一主さん(岐阜県出身・28歳)] |
彼の職業は「仏師」。仏画を描いたり仏像を彫ったりしている、といいます。また、自主企画の『少林寺』も好評な高田さん、乗船当初は白かった肌も、今では真っ黒になってしまっているのだとか──。今回はそんな彼に毎日の船内生活でのことや感想などをインタビューしてみました。
Q:なぜピースボートに乗ろうと思ったんですか?
A:とにかくいろんな景色が見たかった。自分が豊かな経験をすることによって、作品にもそれがあらわれてきて、深みがでるんやないかな、と。どっか旅に行きたいなぁって思ってるときに新聞で見て即決しました。
Q:実際に乗ってみてどうですか?
A:こんなに忙しいとは思わんかったですね。もうほんとに運動しまくり。サッカーして筋トレして、プールにダンス──1日に何回もシャツとかパンツとか替えるくらい(笑)疲れるけど楽しいです。
Q:ホント運動づくしの毎日ですね…(笑)それに加えて自主企画の『少林寺』もやってらっしゃるじゃないですか?
A:うん。俺が企画やるなんて思ってなかったけど、その企画をやっている夕方の時間がとても貴重な時間かな。もう日課になってる。
社交ダンスとかも今まで全然縁がなかったけど、船で覚えて今は楽しんでいるよ。出来れば続けていきたいね。
あと、ルームメイトもすごく良い人なんだ。この船は友だちがたくさんできるのがいいよ。
Q:毎日充実してるんですね〜。ところで、どこか印象に残った寄港地はありますか??
A:──そうだね、フィリピンがよかったよ。人の雰囲気が良かった。あと、ナミビアのナミブ砂漠。"砂漠"っていうと俺の中では存在価値がないもんやと思い込んでたけど、実際に行ってみると砂漠ってすごいきれいなんよね。それに、そこで何百年も生きてる植物とか見て、自然ってスゴイなぁって…。とかく初めての海外だからどんな国でも俺にとっては全部刺激的!!だから普通に景色を見て歩くだけでも十分面白いよ。
(聞き手:高山望)
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