ひと──参加者インタビュー
バックナンバーVol.2
[加藤敬さん(43歳)・佳子さん(39歳)ご夫妻
 今回の参加者紹介は、なんと家族5人で乗船している加藤さん一家。敬さんと佳子さん、長男の玲くん(11)、長女の沙矢ちゃん(9)、次女の真菜ちゃん(7)で乗船中です。
 北海道で酪農をやっていらっしゃるという加藤さんに、乗船してみた印象や、これから船でやってみたいことなどをお聞きしました。

Q:なぜピースボートに参加されたのですか?

A(佳子さん):まず一番に子供と今の時期をじっくり過ごしたいというのがありました。それと、子供が小さい内にいろいろな世界を見せたいと思いまして──。

Q:実際に乗船してみての印象はどうですか?

A(敬さん):思ったより人も多いし、スポーツや勉強会などの企画も多い。いろんなことができると思いました。行く前は船での生活は時間を持て余すかな、って思ってたんですけど、充実した時間を過ごせています。

Q:船に乗る前は何をされていたのですか?

A(敬さん):共同学舎という農場をやっています。ハンディキャップを持っている人たちや、社会からはみ出しちゃった、という人たちと一緒に、乳搾りや野菜作りなどをやってるんです。

Q:へーえ!それはすごく素敵ですね!それでは、これから船ではどんなことをされてみたいですか?

A(敬さん):やっぱり、自分が仕事としてやっている『共同学舎』について話すという自主企画をやってみたいですね!
(聞き手:高山望)
[村田雄司さん(62歳)・美代子さん(58歳)ご夫妻]
 今回は、山口県出身のご夫婦、村田雄司さん(62)と美代子さん(58)です。
 雄司さんは、趣味で尺八をやっていらっしゃるそう。彼の奏でる尺八の音色は、聞く者をうっとりとさせます。
 また、キルト教室の先生をされている美代子さんは、東京キルトフェステバルで準グランプリを取るほどの腕前。そんな魅力満点のご夫婦がいま取り組んでいることは?

Q:ピースボートに参加されたきっかけは?

A(雄司さん):定年を迎えるにあたって一時的にゆっくりできることはないかなと考えて、その中の一つがピースボートだったんです。旅行もしたかったし、多くの人とも出会いたかったし、そんな理由で行く気になったんですよ。
(美代子さん):最初は「船の旅なんてとんでもない!」と思って反対してたんですね。でもそこで、夫からの殺し文句が「100日間飯を作らなくていいけど、行かないか?」だったんです。それで即、「ハイ」と返事したんですよ(笑)

Q:実際に乗船してみての印象はどうですか?

A(雄司さん):乗る前はゆっくりデッキなんかに出て、日がな1日ぼーっとするつもりだったんですけど。実際に乗ってみたら、あれもしようこれもしようってなっちゃって大変ですね。それで、いい歳して、勢いでGET(洋上英会話プログラム)にも入っちゃったんです(笑)

Q:へーえ!でも、その挑戦してみようという心意気が素敵ですよね。では、これからやりたいことってありますか?

A(雄司さん):いや、とりあえず英語を徹底してやりますよ!毎日行きます。英語、頑張ってマスターしたいので。
(聞き手:高山望)

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