life onboard
□連続講座「平和・軍縮・NGO」/川崎哲(ピースボートスタッフ)
 実は、イースター島からタヒチまでは、水先案内人がひとりも乗船していない。その代わり、スタッフによる企画が連日、船内新聞のタイムテーブルに登場。
 これはそのひとつ、地球大学担当スタッフ・川崎哲による連続講座「平和・軍縮・NGO」。今日のテーマは「憲法」だ。"国に軍隊がいるということはどういうことなのか?""集団的自衛権とは?"などを幅広く語った。

 「自衛隊を正式に自営のための軍隊として認められる表記に変えよう、集団的自衛権を認め、条文に明記しようという動きは以前からあります。しかし、これは憲法の制定から60年たったから、だからそろそろ変えようというものではないのです。近年顕著になってきた、陸・海・空軍に分かれていない、上陸しなくても相手を攻められる戦争のやり方ーーつまり米国のやり方ーーに日本が追随していくための『改憲論』なのです」。

 熱い語りには、聞きに来ている人たちも真剣そのもの。こうしてノートをとる人も多い。

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