□2月29日 子どもたちにパソコンを!!〜チリのパソコン学校を訪問〜
このコースでは、ピースボートのプロジェクトチーム「UPA国際協力プロジェクト」で集めた支援物資の届け先団体を訪れました。地域住民のためのパソコン学校をつくっているNGO「CDI(情報技術民主化委員会)」とTAC(地域行動のためのワークショップ)が協力してパソコン学校を開校するという時に訪れた私たちは、その開校式に参加させてもらうこともできました。
このオプショナルツアーは、晴海からトパーズ号に積んできたノートパソコンの荷下ろしから始まりました。ツアー参加者はもちろん、自由行動の人、現地の受け入れ先団体の人などみんなで力を合わせて40箱分、約150台のパソコンを運び出しました。
港から車で丘を登ること10分。ここは今日の交流先「TAC」の施設内。かつてここはゴミ捨て場だったというが、4〜5年かけて地域の子どもたちと一緒に片付け、整備をして、今ではこんなにキレイな広場に──階段に見られる赤い建物と星空のこの絵はTACのシンボルマークのようです。
この広場でみんなでゲーム!!ここに集まったのはヨーロッパ、南米、日本、とさまざまな国の人たち。それぞれのお国柄が垣間見られるゲームもあり、ちょっとした異文化交流。
教会へ移動して昼食タイム。左側の彼女は何を書いているのかな??と思ったら、聞き取れなかった会話を紙に書いてもらっているところ。聞き取れなくても筆談だとわかることも多いんですよ。
最後は図書館を見学。今日運び出したパソコンのうち、6台はここに届くんだとか。3ヶ月後にはパソコン学校を開きたい、とのことでした。
写真はパソコン学校開校式のようすです。
CDIとTACが連帯して学校を開くのは初めてのこと。また、日本のNGOがTACを訪れるのも初めてのことだったので、今日の日を記念して、TACの『一日見学修了証』をいただきました。
「日本の皆様へ、チリの友人より。心からの抱擁を贈ります。そして、共に力を合わせ文化カベを越えたネットワークを築きましょう。友情と連帯を通じて、お互いの違いや距離を乗り越えましょう──」
(野川環)
SEA NAVI 3月8日号へ
|
44回クルーズレポートトップへ