□トパーズ号にアルゼンチンの「活動家」が集結!!
寄港日。それは、こちらから出かけていくだけの日ではない。船で大勢の日本人がやってくる、というのは、実はほとんどの人たちにとって新鮮で驚くべきこと、だったりする。アルゼンチンはブエノスアイレスに寄港した日も、たくさんの人たちがトパーズ号にやってきた――インド・ムンバイを経由してここまでやってきた日本人に会うために。いったい何のため。
続々とやってきたのはアルゼンチンの「平和活動家」たち数十名。彼らがやってきたのは、今年1月、インド・ムンバイで開かれた「世界社会フォーラム(WSF)」について、ピースボートからプレゼンテーションがあるため。
昨年までブラジル・ポルトアレグレで開かれていたため、地理的に行くことが可能だったWSFも、今年は遠すぎて、あるいはいろんな事情があって行くことができなかった――そんな人たちが南米には多い。しかし、WSFの知名度は、アジアより断然、南米の方が高いのだ。彼らが今年のWSFに関心を持つのは、当然といえば当然のことだろう。
ピースボートからのプレゼンテーションでは、地球大学生のほか、開会式から2日間で会場の18名にインタビューをした参加者・真木恵さんによる発表も。このあとは自由なディスカッション。WSFの展望や今後取り組むべきことなどについて、下船時間となるギリギリまで、活発な議論が交わされていた。
(久野良子)
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