life onboard
2月12日 講座:ファベーラで輝く/下郷さとみ(ジャーナリスト)
 「危険な街」という印象の強いリオデジャネイロ。いろいろな講座を聞いたり映画を見て、よりその印象を強くした人も多いかもしれない。今回は、そんな原因の「ひとつ」にもなっているといわれるファベーラ(スラム街)で、前向きに生きている人たちをジャーナリストの下郷さとみさんが紹介した。

 「どんな視点でモノを見るか、それによって見え方が違う、と私は思います。かつて私が住んでいたファベーラ(スラム街)の友人は、日本は地震があるし危ないから、早くブラジルに帰っておいでと言ってくれました。
 確かに、ブラジルは『安全な国』ではありません。けれど、思い込みだけで暗いイメージをもつのではなく、自分の目で見て、自分で考えて気づいて感じてほしいのです」
(水野聖子)
SEA NAVI 2月17日号へ | 44回クルーズレポートトップへ