SEA NAVI 2月13日号
□ケープタウン「タウンシップで大交流」
 2月2日。ケープタンの港からほど近くのタウンシップ(旧「黒人居住区」)ランガ地区を訪問した一行。そこに待っていたのは、廃絶から10年たってもなお残る「アパルトヘイト政策」の姿。
 そして歌ありダンスあり、サッカーあり、の「手づくり・体当たり交流」だった。現地で出会った子どもたちの姿をレポート!!

 ランガ地区は、ケープタウンでいちばん古いタウンシップだ。住む場所をなくした黒人たちがここに居をかまえてどんどん増えて、約70年。正式な住民の数はわかっていないものの、約10万の黒人たちが住むという。

 そんなランガ地区の一角にあるのがここ、「ラブ・ライフ・ユースセンター」。ここには毎日、学校帰りの子どもたちがたくさん通ってくる。
 中には遊技場からスポーツ場、若者たちが運営するラジオ局、コンピュータールームなどなど、さまざまな施設があって、けっこう大きい。

 南アフリカで大きな問題となっているひとつが、HIV/AIDS問題。このセンターでは、若者たちに性やHIVに関する正しい知識を持ってもらおうと、かっこいいポスターやパンフレット、ラジオ放送やさまざまなワークショップを通した活動をしている。このポスターも、そのひとつ。

 子どもたちは、我も我もといわんばかりにたくさんの出し物を用意してくれていた。
 これは近所の小学校からやってきた子どもたち。かっこいいマリンバを披露してくれた。写真では音が聴こえないのがもったいないほど、かっこいい演奏だ。

 彼らはこの地区の高校からやってきた高校生たち。ぱっと見なかなか"やんちゃ"そうだけど…。


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