1月15日 日本社会は生きにくい?〜マイノリティーの視点から〜/
角岡伸彦(ノンフィクションライター)、川田龍平(人権アクティビスト)
金朋央(在日コリアン青年連合)
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日本国籍でまったくの健康体で――そんなこと当たり前、そう思っていませんか?この企画では、「日本社会は、多数派に牛耳られてる社会です」という3人が、それぞれの思いを語ってくれました。 |
金:在日コリアンの中には、カミングアウト(本名を名乗る)することが逆に、理解されることが難しく、余計説明が必要になってめんどくさいと思う人もいます。
けれど、僕自身は、他の人に「何で?」と思ってもらえることが相互理解への一歩だと思うし、僕が僕自身を語らない限り、何も変わらないなと思うんです。
川田:薬害HIV感染者の中でも、性交渉で感染した人を差別する人がいるけれど、それはおかしいです。そんな差別をなくす活動をしていきたいと思っています。
あと、同情はしてほしくないですね。『かわいそう』っていう言葉は他人事のように聞こえるから。昔、友人にカミングアウトしたとき、彼が言った「同情はしない」って言葉がすごく嬉しかったのを憶えてますね。
角岡:日本で行きにくいのはマイノリティーだけでなく、マジョリティーも生きにくいんです。誰もが自分のルーツを知りたい。それを気にするのは普遍的なことで、わるいことじゃないでしょう。『"自分の祖先を語れる、差別のない社会"を目指したいと思ってますね。
(水野聖子)
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1月20日 アフリカの債務地獄を解き明かす/マイナ・ムトゥアルヒ |
ムンバイから乗船した水先案内人、マイナ・ムトゥアルヒさんによる初めての講座、『アフリカの債務地獄を解き明かす』。
「なぜアフリカが多重債務を抱えるようになったのか――?」その歴史と現状を質問形式でわかりやすく解説してくれた。 |
「『自由貿易』といってもちっとも自由ではない。先進国に有利なだけ。ケニアでは対外債務の50パーセントを日本からの債務が占めています」と話すマイナさん。
会場からの「日本はケニアをいじめていますか?」という質問にははっきり「イエス」と答えていた。
(野川環)
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