life onboard
 12月30日。水先案内人として乗船されたフォトジャーナリスト・豊田直巳さんの講座は、「イラク戦争の30日」と題されたもの。
 今年3月、豊田さんが空爆下のイラクへ入り、現地で取材して撮影してこられた写真を見せながら、イラクの現状と共に「戦争」というもの、そして「兵士」の存在そのもの、つまり戦争後の「残骸」が『市民』の生活へ与える影響についても語られました。  
 会場では、日本での報道によって得た情報と、豊田さんからの「生」の情報に違いを感じ、自衛隊派遣についての考えが変化された方もいらっしゃったようです。
(中園直樹)

 12月31日。明日から始まる新年、2004年のスタートを盛り上げるお正月企画。餅つき、書き初め、百人一首…。そのミーティングにお邪魔しました。
 この企画に必要不可欠なのが年配の方々。若者が気づかないことにすかさずチェックを入れてくれます。「これ足りないよ」、「私持ってきてるわよ」――さすがです。
(中園直樹)

 2004年1月3日。快晴とよぶにふさわしい青空の下、屋上デッキで餅つきが行われました。
 餅つきをしたことのない若者が多い中、年配者が中心となりお餅がつき上がっていきます。力強く杵を振り下ろす年配者に対し、周囲が心配になるくらいヨロヨロしている若者たち――。まだまだ引退できませんね。お陰で美味しいお餅が食べられました。
(中園直樹)

 新春1月3日のお正月企画でおこなわれた『書き初め大会』。
 2004年に託す、それぞれの思いを込めて書いた作品が、フリーペース「パるケ」に展示されています。達筆な方が多く、そこに混じっている自分のを見ると少し恥ずかしいですが…。
(堀江武)

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