□1月1日 ニューイヤーイベント
フィリピンはマニラで迎えたお正月。一生にいちどあるかないか──そんな元旦を「マニラスタイル」で楽しもう、ということで開かれた、ニューイヤーイベント。市内の川岸には、参加者・現地での交流相手など、総勢400人がいっせいにやってきた。常夏の街で過ごした、アツイお正月のようすをレポート。
このイベントには、交流コースでの受け入れ先(カウンターパートナー)もたくさんやってきた。これはその中のひとつ、マニラ郊外・ナボタス地区の子どもたち。この地区は、日本からのODAによって造られるダムの、建設予定地でもある。すでに、生まれ育った家から立ち退いた住民たちも多いという。
ピースボートからはまず、サンフランシスコからやってきたアーティスト集団「アーティスト・アンバサダー」のパフォーマンス。
日系ペルー人を母に持つというナオミは、「私の中には、日本、アメリカ、ペルー、そんなたくさんの文化が息づいています。それを表現していきたいと思います」とコメント。
フィリピン側からのメインは、結成から25年目を迎える超・有名バンド「アシン」。
フィリピンの民族楽器も使った、メッセージ性の強い音楽が、いまもたくさんの人に支持されている。
アシンの曲には、フィリピン側の参加者も総立ち。ひととおり落ち着いたあとも、手拍子は鳴りやまなかった。
続いて登場したのは、水先案内人の東京ギャングスター。オープニングの曲は、フィリピンで流行っているラブソング「HINDI NA BALE」。歌い出すと同時に、観客席からは、ともに歌う声が響いてきた。
(久野良子)
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