1月4日、サングラスにガクラン姿の男性、実は水先案内人の田中優さん。今夜は、『田中優の暴走人生』と題し、昼間の講座とはひと味違う、優さんの素顔を赤裸々に語ってくれた。
高校を7回やめた…でも高校に7回も入学しているのだ。車の免許を取る前に車を購入し、試験がタダだからと公務員試験を受け…。これ以上は参加していた人だけの秘密にしておきます。
(野川環)
1月7日。利益追求でない、もうひとつのビジネス──彼らの言う「ピースでスローなビジネス」とは、一体どんなものがあるのか。中川みどりさんは、ひまわり農場で残飯リサイクル養鶏を実践している。
企業として「フェアトレード」に取り組んでいるフェアトレード・カンパニーの胤森なおこさんは「前の仕事をしていた時より、お給料は2分の1、そして忙しさは2倍に。スローなビジネスはちっともスローじゃないけれど、楽しさは10倍になった」とステキな笑顔で話してくれた。
(野川環)
1月8日、マニラから乗船された水先案内人、NGO「DAWN」代表のカルメリータ・ヌキさん、通称メルさん。彼女は、日比混血児の母親たちが製作した洋服やペンホルダーなどをたくさん持ってきた。
その販売ブースは、船内中の女の人たちが集まってきたのでは?と思うほどの大混雑。選ぶのに困る人たちを眺めて、メルさんもにっこり。
なかには、こんなふうに商品を宣伝してまわる「売り子さん」も。売り切れ続出は、彼らの努力の成果でもある。
1月8日、格別に夕日がきれいだった今日、前方デッキには、自称「夕暮れ観測隊」が続々とやってくる。
カメラを構えるひとあり、静かに見つめるひともあり…。
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