life onboard

 12月28日、那覇港を出港。那覇を出港するということは、いよいよ日本から飛び出すこと。東京、神戸、那覇と3つの港で掲げた「派兵NO」の横断幕の全貌を、やっと見ることができた。ここからまた、トパーズ号は「地球」へと旅立っていく。
 12月30日、もうすぐフィリピン・マニラ。そこから、カルメリータ・ヌキさんという水先案内人が乗船される。日本人の男性と、フィリピン人の女性との間に生まれた「日比混血児」、その母親とを支援しているNGO「DAWN」の代表だ。彼女と、船内企画を一緒につくっていく「パートナー」を希望する参加者たちが集まった。彼女についてのレクチャーを受けたあと、まずは初講座のタイトルを考え中。初めての講座は1月3日、それまでに看板の準備や企画の宣伝など、やることは多い。気になるタイトルは、本番までのお楽しみ。

 12月31日。フリースペース「あん」から流れてくる、ウクレレとマラカスの音色…昨日結成された「フラダンス隊」が、本日さっそく、優雅なフラダンスをお披露目。急ごしらえにしては、衣装もバッチリきまって、けっこう本格的。

 早朝にもかかわらず、スポーツデッキに集まった30人近くの人たち。北海道の中学校で始まった、という「南中ソーラン」の練習だ。「毎回参加してくれる人が50人くらいいることが目標。みんなでビシッとそろって、何かのイベントの時に発表できれば…」と主催者の谷口さん。
(野川環)

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